マルゴーは、ボルドー地方オーメドック地区のガロンヌ川河口の左岸に位置します。メドック地区の6つある村名を名乗れるAOCの中で最も南に位置します。メドック格付け1級、ボルドーの女王「シャトー・マルゴー」を有する村として有名です。この地区は特にブドウ栽培に適していることで知られておりますが、厚い砂利質土壌のおかげで水はけがよいため、ブドウが深くまで根を下ろすことから香りが良く、ミネラルもふんだんに含んだワインが造られることで知られております。ブドウ品種は、他のメドック地区同様にカベルネ・ソーヴィニヨンが主体であり、他にカベルネ・フランやメルローが栽培されております。マルゴーで造られるワインはその特徴として「女性的」という表現がよく用いられます。マルゴーでは長期熟成に向く優雅で品格の高いワインが造られております。