ニュイ・サン・ジョルジュは、コート・ド・ニュイ地区の南部に位置する村名AOCです。赤ワイン用黒ブドウの耕作面積は約300haであり村名AOCとしては大きい方である。現在、グラン・クリュ(特級畑)はないが、プルミエ・クリュ(1級畑)が約半分を占めており41のクリマがある。ニュイ・サン・ジョルジュの街を流れるムーザン川を境に2つの丘に分かれており、この地区を分断する形となっている。地区の北側は石灰質の砂利の混ざった土壌でありヴォーヌ・ロマネとよく似た特徴がある。一方の南側は、粘土質の土壌となっており骨格がありパワフルなワインとなります。