シャトー・マルキ・ド・テルムは、メドック地区マルゴーに位置するメドック格付け第4級のシャトーです。マルゴーでは唯一の格付け4級シャトーです。起源は15世紀にまでさかのぼります。シャトーの名称は創設者であるフランソワ・ド・ペギラン侯爵に1762年に与えられた爵位名「マルキ・ド・テルム」に由来しています。シャトー・マルキ・ド・テルムは、主に国内の個人顧客向けに販売されてきたため日本への輸出量はかなり少なく、また海外での知名度もあまり高くないと言われています。マルキ・ド・テルムの畑は、マルゴー村、アルサック村、スーサン村、カントナック村にまたがっており、ブドウ栽培における絶好のロケーションとなっています。マルゴーワインとしては、骨太な骨格と厚みのあるボディであり、長期熟成タイプのワインとしてボルドーファンに人気が高まっています。