樽は強めに感じたが果実味もしっかりとしていて、バランスの良いフルボディ。
シラーらしく一貫して感じる胡椒の香りと、鼻からはプルーベリージャム、モカの香り。口に含むとクレーム・ド・カシス、チョコレート、キノコの味わい。
若い果実を思わせる酸味と苦味。後口にナッツに似たオイリーなうま味を感じる。

甘い幾種類ものフルーツの香り。そこにヴァニラより木材のようなオークのニュアンスが少し。タンニンがキメ細やかでエキス分が濃いのに滑らかに感じます。チリの濃いめのワインはひと昔前なら果実味を前面に出して少し甘さを感じるくらいの作りでしたが、こちらは品良くまとまっていて飲みすすんでいきます。お肉料理を食べながら２人であっという間に空いてしまいました。

6月の「よりどり6本均一市」でやっと購入出来ました。製品表示の通り
なめらかなタンニンが感じられ飲みやすく一気に1本空けてしまいました。サクラアワ－ドと思うと女性が主にワインの選択というニュアンスですが、男性にも選択の余地はあり、ピリピリした感じのタンニンを余り好みでない私にはとても美味しくいただきました。

ドライでシャープなラストが、肉の脂をスッキリと洗い流してくれます。
肉とワインがどんどん進みます。

シラーらしいスパイス感を味わえる1本。濃く力強い赤が好きな方はチェックしてみては。