パーカーポイント89+点獲得、メドック格付け第3級。たっぷりとしたタンニンを持ちふくよかでリッチ。飲み頃を迎えたグレートヴィンテージ。
カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ
パーカーポイント89+点獲得、メドック格付け第3級。純粋でありのままのカシス、ブラックベリー、そしてバニラとアニスの香りが組み合わされた黒いサクランボの果実の風味を持つ厳格なワイン。魅力的で明らかな重さを感じるもののまろやかな口当たりで非常に長い余韻があります。シャトー・ラグランジュはサン・ジュリアン村に位置し、中世の時代からの歴史があり、当時は「ラグランジュ・モンテイユの高貴な館」と呼ばれ、一部はボルドー聖堂騎士団の領地でもありました。そして19世紀には、当時のルイ・フィリップ朝で権力を握っていたデュシャテル伯爵が所有者になり、シャトーの名声を栄光の頂点にまで引き上げました。1960年代、1970年代までは凡庸なワインを造っていた言われていますが、1983年にサントリーが買収してからブドウ樹の植え替えなど抜本的な改善を行い、飛躍的な品質向上を遂げて、近年大注目を集めています。ワインは厳しい選別が行われ、非常に熟した果実が収穫されることにより、たっぷりとしたタンニンを持ちふくよかでリッチなスタイルに仕上がっています。また、新樽に由来する香ばしい風味もラグランジュの個性を印象づけています。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
>この商品について問い合わせる >この商品を友達に紹介する
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
レビューを評価するにはログインが必要です。
素晴らしいサンジュリアン
サントリーがオーナーというだけで日本に生まれ落ちた者として一度は飲んでおきたいラグランジュですが、状態も素晴らしく、一足早い家飲みクリスマスを存分に楽しめました。マルゴーを思わせるエレガントなアロマ、ポイヤックを感じさせる豊かなボディ。両者を調和させたサンジュリアンらしい絶妙なバランスがただただ素晴らしかったです。溢れんばかりの果実味にもかかわらず最後まで飽きが来ないのは、ささやかでありながら最後まで凛として持続する酸のフィネスあってこそ。ヴィンテージとしても飲み頃に差し掛かっており、昨今の格付けの高騰にもかかわらず10年物が1万円台で飲めるのは僥倖ですね。そしてこうした緊張感ある酸は良好な保存環境あってこその賜物です。コルドンヴェールさん、デイリーのラインナップも然りですが高級ラインのクオリティも素晴らしいですね。今後も良い状態のワインを楽しみにしています。