シャトー・カントメルルは、オーメドックのマルゴーの南部マコー村に位置するメドック格付け第5級のシャトーです。歴史は大変古く、1354年からワインづくりが行われてきました。所有する畑は約90ヘクタールと広大です。畑の土壌は砂利質とケイ土の混合土で、ブドウの栽培は、メインのカベルネ・ソーヴィニヨンが50 ~60%、それ以外にはメルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドが植えられております。このカントメルルも他の格付けシャトー同様に浮き沈みを経験しますが、2000年以降になり名声を取り戻します。ワインづくりにおける大規模な改革、選果や収穫技術の革新により見事な品質改善を行ってきました。シャトー・カントメルルの特徴は、果実味が豊富かつチャーミングなスタイルにあります。比較的、若い段階からでも楽しめるワインですが、5~10年の熟成を経て、よりエレガントなスタイルに変貌する魅力も兼ね備えております。またメドック格付けシャトーの中ではリーズナブルな価格であり、コストパフォーマンスの良さからボルドーファンの支持も高いワインです。メドック格付け導入の最初の一本としてお勧めいたします。