シャトー・ラグランジュは、メドック地区サンジュリアン村に位置するメドック格付け第3級のシャトーです。日本の飲料メーカーであるサントリーマーケティング&コマース(株)が所有するシャトーです。「ラ・グランジュ」とは「自立した小さな集落」を意味します。その歴史は古く、17世紀のワイン地図にその名が登場しております。浮き沈みの激しいボルドーのシャトーですが、ラグランジュも1929年の世界大恐慌時には畑は売却されシャトーは荒廃。そして1983年、日本のサントリーが経営に参画します。新たに品種研究をした結果、最適な品種の苗木へ植え替えることを実施。邸宅の修復や醸造所、セラーの刷新を図り見事にフランスでの信頼を高め、グランクリュシャトーとして再び名声を高めることとなりました。