特別な日に飲みたい!
パーティーにおすすめのシャンパンをご紹介!
グラスから立ちのぼる繊細な泡が印象的な「シャンパン」。日本では結婚式などのお祝いの席で飲む印象が強いのですが、シャンパンの深い魅力を知ると、日常で飲みたくなる人も多いのではないでしょうか?ここでは、シャンパンの製法や産地、スパークリングワインとの違いなど、シャンパンの基本的なことについてお話ししましょう。
シャンパンとスパークリングワインは、何が違う?
シャンパンと同じ発泡性のワインに、「スパークリングワイン」がありますが、いったいシャンパンとスパークリングワインは何が違うのでしょうか?簡単に違いをご説明しましょう。
スパークリングワインの一種がシャンパン
スパークリングワインとは、炭酸ガスを含んだ発泡性のあるワインの総称で、一般的に3気圧以上のガス圧をもった発泡性ワインのことをスパークリングワインと呼んでいます。1~2.5気圧は弱発泡性ワイン、0.5~1気圧は微発泡性ワインに分類されます。
シャンパンはスパークリングワインの一種で、イタリアのブロセッコや、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトも、スパークリングワインに含まれます。
シャンパンとして正式に認められるための条件とは?
シャンパンは、フランスのワインに関する法律であるAOC法によって、厳格なルールが定められています。製造方法や産地、ぶどうの品種において、厳しい条件をクリアしたものだけが、シャンパンとして正式に認められるのです。
スパークリングワインの製法にはシャンパン方式やシャルマ方式、トランスファー方式などさまざまありますが、その中のシャンパン方式でつくられたもののみが、シャンパンと名乗ることができます。
シャンパン方式とは、一次発酵を終えた通常のワインを瓶に詰め、糖分と酵母を加えて二次発酵させる製造方法です。ゆっくりと時間をかけ、
発酵中に出てきた沈殿物を取り除き、味を調えていきます。時間をかけて熟成させることできめ細かい泡が作られますが、手間やコストがかかる製法です。トラディショナル方式とも呼ばれます。
産地はフランスのシャンパーニュ地方のみ、使用するぶどうの品種にも厳密な規定があり、白ぶどうがシャルドネ、黒ぶどうがピノ・ノワールとピノ・ムニエのみです。ぶどうの面積あたりの収穫高にも、制限が設けられています。
シャンパンが高級スパークリングワインとして賞賛される理由
シャンパンといえば「高級スパークリングワイン」というのは、誰もがイメージするところです。では、なぜシャンパンは高級なのでしょうか?
桁外れに高級なシャンパンの世界最高額は、おいくら?
シャンパンには2,000円台からかなり高額の価格帯のものまで、さまざまありますが、平均的な価格は7,000円前後が一般的です。
シャンパンの中で最も高価なのは、グー・ド・ディアモン「テイスト・オブ・ダイアモンズ」です。お値段はなんと、約2億5千万円!ぶどうや製法へのこだわりはもちろんのこと、ボトルには19カラットのFlawless Dカラーダイヤモンドがあしらわれ、ラベルには約48グラムの18Kホワイトゴールドが使われるなど、見るだけでも価値のある桁外れに高級なシャンパンです。
“ポルロジェ”をこよなく愛したチャーチル
シャンパンはセレブに愛されるお酒としても有名です。イギリスの元首相であるウィンストン・チャーチルは、大のシャンパン好きとして知られていますが、チャーチルが愛したのは「ポルロジェ」というシャンパンでした。
特に1928年産のポルロジェをこよなく愛したチャーチルは、第二次世界大戦のときに「フランスのために戦っているのではない、シャンパンのために戦っているのだ」という名言さえ残したといいます。
シャンパンをスパークリングワインの頂点へと導いた“シャンパーニュメゾン”とは?
しかし、こうしてセレブに愛されるまでになったシャンパンも、最初から名声を手に入れていたわけではありません。そこには、シャンパンを支える生産者(メゾン)の、並々ならぬ努力があったのです。
シャンパンを世界のスパークリングワインの頂点へと導いた影の立役者は、「シャンパーニュメゾン」と呼ばれる組織です。シャンパーニュ地方で有名な銘柄のシャンパンを醸造するメゾンが集まって作られた組織で、1882年に設立されました。
シャンパーニュメゾンでは、シャンパーニュの名称保護を訴え、名称を乱用する者を訴えるなどして、その価値を守り続けてきました。また、世界中のブドウを襲った害虫ことフィロキセラの撲滅にも力を注ぎ、ブドウを襲う害虫に対しても、団結をして闘い続けてきたのです。
このような歴史から、シャンパンは「特別」「高価」というイメージが世に浸透していき、結婚式やお誕生日、慶事などのお祝い事の席で好んで飲まれるようになっていったのです。
おいしいシャンパンの選び方!~味わい・色・グレード~
おいしいシャンパンを選ぶには、どのようなことをポイントにすればよいでしょうか?ここでは、「味わい」「色」「グレード」の3点からみた選び方のポイントをご説明します。
味わいで選ぶ
シャンパンには甘口や辛口によって7段階の味わいに分類されます。シャンパンは製造過程でリキュールを加えて味を調えますが、このドサージュ(補糖)の量で極辛口から極甘口まで様々な味わいの変化が楽しめる魅力があります。近年シャンパンは辛口が主流ですが、
発泡性なので日本酒などの辛口とはまた違った味わいが楽しめます。一方の甘口も、チューハイといった軽めのお酒とは違った甘さで、さっぱりした口当たりなのでそれぞれの違いを楽しむのもおすすめです。
色で選ぶ
シャンパンはブドウを組み合わせるため、色で選ぶのもおすすめです。基本的には白とロゼの2つなので、シャンパンを楽しむ場にあわせるといいでしょう。ロゼはフランス語でピンク色やバラ色の意味があり、
鮮やかな色合いであることからパーティーでよく採用されています。ロゼはブドウがメインに使用されているため、やや渋みが濃い傾向にあります。料理や好みに合わせて、白かロゼかを選ぶといいでしょう。
グレードで選ぶ
シャンパンをあまり飲んだことがないという初心者の方におすすめしたい選び方が、グレードを参考にすることです。シャンパンのグレードには「ノンヴィンテージ」「ヴィンテージ」「プレスティージュ」の3つがあり、
最上級ランクのプレスティージュや良質のブドウがとれた年だけに造られる「ヴィンテージ」は価格も高めです。ノンヴィンテージは買いやすい価格帯なので、ホームパーティーで飲むなどシーンに合わせて選ぶといいでしょう。
高級シャンパンのヒミツ
「ドンペリ」や「モエ・エ・シャンドン」など、誰もが知っているシャンパンの有名ブランドにまつわる豆知識を、ご紹介しましょう。
ドンペリ
ワインに興味がない人でも、知らない人はいないほど有名な「ドンペリ」は、皇室の晩餐会でも頻繁に登場する高級シャンパンです。
モエ・エ・シャンドン社の最高級銘柄で、ドンペリというと何十万円もするイメージがありますが、実は数万円台でも購入できます。
ドンペリが有名になった背景には、モエ・エ・シャンドン社のプロモーションのうまさと、流通量の多さ、そして夜のお店で大ヒットしたことなども影響しているとか。ドンペリは、スパークリング界のスーパースター的な存在といえるかもしれませんね。
モエ・エ・シャンドン
そのドンペリを生んだモエ・エ・シャンドン社のつくるシャンパンの中で、世界で最も飲まれているのが、「モエ・エ・シャンドン」です。
その流通量は、「1秒に1本、世界のどこかでボトルが開けられている」と言われるほどで、初めてシャンパンを飲む方にはおすすめのブランドです。
あまりクセのないシャンパンで、料理の美味しさを引き出し、価格帯も7,000円前後が中心なので、ご家庭で飲むワインとしても楽しめるでしょう。
どんな料理にも合わせやすいシャンパンをご紹介!
シャンパンとは、実は料理にとても合わせやすいワインです。
さまざまな味わいのマリアージュを楽しむことができるので、ご自宅の食卓で楽しむのには、もってこいのワインです。シャンパンを飲むときは氷を加えず、ほど良い温度を維持して飲みましょう。
ここでは、シャンパンと同じ製法で作ったスパークリングワインと、どんな料理にでも合うフルーティーで穏やかな味わいのシャンパンをご紹介しましょう。
トップバリュ リゴル エクセレンシア ブリュット / トップバリュ
シャンパンと同じ製法でつくった、コストパフォーマンス抜群のスパークリングワインです。ジャパンワインチャレンジ2019でゴールドを受賞しました。
イチゴやさくらんぼを思わせるやわらかな口当たりと、飲んだ後にかすかに感じる繊細なほろ苦さが、全体の味わいにメリハリを与えています。価格的にも1,000円未満なので、テーブルワインとして気軽に飲めるでしょう。
爽やかさの中にもしっかりとした旨味があり、さまざまな料理に合います。スペインのワインなので、パエリアとは好相性ですし、ハンバーグやポトフなどと合わせるのもおすすめです。
トップバリュ リゴル エクセレンシア ブリュット / トップバリュ
https://www.aeondewine.com/shop/g/gA106-4901810987405/ >>
【ハーフボトル】メアリー・ステュアート・キュヴェ・ド・ラ・レーヌ ブリュット ハーフ / メアリー・ステュアート
目の眩むような金色の色合いと、マスカットやパッションフルーツを思わせるフルーティーで穏やかな味わいが特徴のロゼ・シャンパーニュです。
メアリー・スチュアートとは、1500年代のスコットランドの女王の名前。そのメアリー女王の名を冠した120年の歴史を持つ古きメゾンがつくるシャンパンで、瓶内でしっかりと熟成されるので、きめ細かな泡を楽しむことができます。
クセがなく、どんな料理にもよく合い、アペリティフとして軽いおつまみとともに飲むのもおすすめです。
【ハーフボトル】メアリー・ステュアート・キュヴェ・ド・ラ・レーヌ ブリュット ハーフ /
メアリー・ステュアート
https://www.aeondewine.com/shop/g/gA106-3276093000020/ >>
シャンパンをたっぷり味わおう!
発泡性ワインの飲みやすい口当たりで日本では人気の高いシャンパンですが、どれを選んだらいいか分からないほど様々な種類が販売されています。
今回はイオンでおすすめのシャンパンを選ぶポイントについてご紹介しました。これからクリスマスや年末年始、お集まりの場でぜひ料理をもっと美味しく味わえるシャンパンをパートナーとして選んでみてはいかがでしょうか。