蒸し暑い夏こそ飲みたい!
爽やかスパークリングワインをたっぷり紹介!
目 次
美味しい飲み方からワイン選びを楽しくする豆知識までお伝えします
美味しい飲み方からワイン選びを楽しくする豆知識までお伝えします
暑い日には、炭酸の入ったスッキリ爽やかなスパークリングワインが、ピッタリですね。でも、「ワインはよく飲むけれど、スパークリングワインのことはよく知らない」という方も、少なくないようです。
スパークリングを最も美味しく味わうためには、いったいどうしたらよいのでしょうか?
ご家庭で最適な飲み頃にできる冷やし方のコツや、スパークリングワインを購入する前に知っておきたいポイントなどについて、詳しくご紹介しましょう。
この記事を読めば、スパークリングワインを美味しく味わうための準備はOKですよ!
スパークリングワインを美味しく飲む為のコツ
まずは、スパークリングワインを美味しく飲むための基礎知識について、ご紹介しましょう。スパークリングワインを美味しく飲むためには、グラスの選び方や、飲み頃の温度などを抑えておく必要があります。
まずはグラスにこだわろう
器によって料理の美味しさが違うように、ワインを飲むときにはどんなグラスを選ぶかがとても重要です。
スパークリングワインというと、細長いフルート型のワイングラスを思い浮かべる人も、多いかもしれません。結婚式にシャンパンで乾杯するときも、フルート型のグラスを使うことが多いですね。
ですが実は、スパークリングワインに合うグラスはフルート型のものとは限りません。たしかにフルートグラスは泡立ちが綺麗なのですが、ワインの種類によっては、フルートグラスで飲むことによって酸味や渋みを強く感じてしまう場合もあるからです。
たとえばロゼ・シャンパンは、フルート型よりもピノ・ノワール用の大ぶりなワイングラスで飲んだ方が、香り高いエレガントな味わいを楽しめます。どんな種類のスパークリングワインを飲むかによって、最適なグラスが異なることを意識しておくとよいかもしれません。
また、ワイングラスを冷やしてから飲む人もいるのですが、グラスを冷蔵庫から取り出すと、温度変化によって水滴が生じてしまいます。その水滴がワインを薄めてしまうので、ワイングラスは冷やさずに使うのがベストです。
飲み頃に調整する為のテクニック
では、スパークリングワインを飲み頃の状態にするにはいったいどうしたら良いのでしょうか?暑いときはできるだけ早く冷やして飲みたいものですよね。
スパークリングワインの適温は辛口の場合6~8℃とやや低めです。甘口は2~4℃などより低い温度がいいでしょう。ただし、複雑な味わいをもつシャンパーニュのようなワインは、やや高めの10℃前後にすることで、香りを引き立てることができます。
ワインを冷やすには、冷蔵庫や氷、ワインセラーなどさまざまな方法がありますが、最も手軽で一般的なのが冷蔵庫に入れる方法です。4度前後の庫内で2~3時間ほど冷やせば、飲み頃の状態にできるでしょう。(微妙な温度調整をするには、ワイン用の温度計を使うことをおすすめします。)
ただし、一日の仕事が終わった後にワインを飲むときは、帰宅してから冷蔵庫に入れたのでは、夕食の時間に間に合わないこともあるかもしれません。だからといって、出社前に冷蔵庫に入れると、逆に冷やし過ぎてしまいます。
そんなときは、帰宅後すぐに布巾を濡らして固く絞りワインボトルに巻き付けて冷蔵庫に入れることで若干ですが時短になります。どうしても待てないときは、冷凍庫に入れて15~20分冷やすという方法もあります。
もちろんこれらは正統派のやり方ではないので、ワインの温度にこだわる方はワインセラーを用意するのがベストです。
保存する時はこんなところに気を付けましょう
スパークリングワインは炭酸が入っているので、「いったん栓を開けたら、その日のうちに飲み切らなければ」と思っている人も、多いかもしれません。
たしかに開栓すると少しずつ炭酸は抜けていくので、開けた日に飲むのがベストなのですが、ときには「少しだけ飲みたい」という場合もあるでしょう。
飲み残したスパークリングワインを保存するには、スパークリングワイン用のバキュパンを使うか、シャンパンストッパーを使って栓をしましょう。開栓した翌日か2日後ぐらいまで美味しく飲むことができます。
いざ購入!の前に知りたいバラエティ豊かなスパークリングワインの世界
スパークリングワインの種類は国によってさまざまです。
実際に購入する前に、そんなバラエティ豊かなスパークリングワインの世界を知っておくと、ワイン選びがより楽しくなること請け合いです!
世界で一番売れているスパークリング!イタリア「プロセッコ」
フレッシュかつ果実味の強い世界的人気ワイン
スパークリングワインというと最も有名なのはいわゆる「シャンパン」ですが、イタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」も、「シャンパン」「カヴァ」と並ぶ世界三大スパークリングワインのひとつです。
シャンパンは1本ごとに瓶の中で二次発酵させ長期間熟成させますが、プロセッコは加圧タンクの中で一気に二次発酵させます。コスパが良く、手軽に購入できるというメリットがありフレッシュでフルーティな果実風味のワインとして、世界的に高い人気を得ています。
プロセッコは味や見た目が「スプマンテ」とてもよく似ているので、同じワインと思っている人もいるのですが、実はプロセッコとスプマンテは違う種類のワインです。
プロセッコはヴェネツィアの隣にあるフリウリ・ヴェネツィア・ジュリーリア州とヴェネト州で、グレラ種というぶどう品種を用いて作られたワイン。それに対してスプマンテは、地域やぶどう品種が特に決まっていません。
合わせたいのはこんな料理
「プロセッコ」は酸味の強いスッキリとした味わいなので、魚・肉・野菜料理など、どんな料理にも合う万能ワインです。
たとえばサッと焼いた肉のグリルでもいいですし、白身魚のカルパッチョや、シュリンプカクテル、生牡蠣とも相性抜群です。
ほかにもクリームパスタやチキンカツなど、さまざまな料理と一緒に楽しむことができます。常に1本はストックしておくと、おうち飲みをするときに重宝しそうですね。
コスパ抜群のお手軽スパークリング!スペイン「カヴァ」
シャンパンと同じ製法で作られるのにコスパ〇
「カヴァ」もまた、世界三大スパークリングワインのひとつでシャンパンと同じ伝統的な製法で作られたスペイン産のワインです。
カヴァとはカタルーニャ語で、「洞窟(Cave)」のこと。ワインを熟成させるための洞窟を意味しており、一般的なカヴァは最低でも9ヶ月瓶内で熟成されています。
ぶどうの品種は、スペインの温暖な気候で育ったチャレッロやマカベオ、パレリャーダなどを使い、カジュアルで飲みやすいのが特徴です。
シャンパンのように手をかけてつくられていながら、コスパが高くて手軽に購入できるのが、カヴァの魅力といえるでしょう。
ぶどうそのものに芳醇な香りがあるので、糖分をまったく添加していません。辛口で穏やかな酸味のあるワインに仕上がっており、さまざまな料理と合わせることができます。
合わせたいのはこんな料理
カヴァはスペインのワインなので、「タパス」との相性は抜群です、タパスは小皿に盛られた料理のこと。少量ずつさまざまな料理と一緒に味わうことで現地で味わうかのように楽しい気分に浸れるでしょう。
夏のタパスとしておすすめなのは、「かぼちゃのマリネ」「なすの包み焼き」「サーモンのエスカベッシュ」などです。また、フライドチキンを始め、マッシュルームのフライやたこのフライなど、揚げ物ともとても良く合います。
実はビールよりもスパークリングワインが好き?ドイツ「ゼクト」
ドイツが誇る高品質スパークリング
ドイツのお酒というと、まずビールを思い浮かべる人も多いと思いますが、実はドイツはスパークリングワインの消費大国でもあります。
ドイツのスパークリングワインは「シャウムヴァイン」と呼ばれており、その中でも人気が高いのが「ゼクト」です。
ゼクトはドイツが誇る高品質のスパークリングワインでシャンパンと同じ製法でつくられ、厳しい品質管理のもとに瓶内で二次発酵されます。
酵母を瓶の中でじっくりと発酵させることにより、きめの細かい泡と華やかな香りをあわせもったスパークリングとなります。
ゼクトは辛口だけでなく甘口のラインナップも充実しているなどさまざまな好みに対応できるスパークリングワインです。
バラエティ豊かで選びがいのあるラインナップ
ゼクトは味や品種、価格がバラエティ豊かで、それぞれのワインに特徴があるので、いろいろな種類のワインを試してみると良いでしょう。
ゼクトには5つのカテゴリーがあり、最も気軽に楽しめる人気のワインが、「ゼクト」です。ベースとなるワインをフランスやイタリアなどからも輸入しているため、ゼクトの美味しさをお手頃価格で味わうことができます。
ドイツ産のベースワインを100%使ったのが、「ドイチャーゼクト」。さらに、ドイツにあるひとつの指定地域で栽培されたぶどうを使ったワインが「ゼクトb.A.」。そして、ゼクトb.A.の条件を満たした上で、熟成方法についても徹底してこだわった最高品質のワインが、「ヴィンツァーゼクト」です。
価格的には、デイリーワインとして楽しめる2,000円以下のゼクトから、5,000円以上の高価格のヴィンツァーゼクトまで、さまざまあります。
合わせたいのはこんな料理
ゼクトはスッキリとした酸味と華やかな香りを感じるワインなので、さまざまな料理と一緒に楽しむことができます。
相性の良いおつまみとしては、にんにくの効いた「あさりの白ワイン蒸し」や「タコパセリ」、風味豊かな「チキンのレモングラス煮」や「鶏手羽先の白ワイン煮」などがあります。
涼しげな一品の「焼きナスとささみのカルパッチョ」や、スイーツ系の「イチゴとリンゴの赤ワインマリネ」なども、ゼクトと好相性です。
夏におすすめスパークリング2選!
カンティ・プロセッコ / カンティ(CANTI PROSECCO)
イタリア・ヴェネト州で、グレラ種のぶどうを使用してつくられた、フルーティでスッキリとした辛口テーブルワインです。
勢いよくはじける泡に特徴があり、ワインの色は淡い麦わら色。口に含むと、白い花や青リンゴ、干し草などの清々しい香りが広がり、干しブドウやパイナップルのアロマも感じます。
軽快な味わいのワインなので、さまざまな料理に合わせやすく、チーズや生ハム、いわしのマリネなどにもピッタリです。6~8℃の温度に冷やし、食前酒として、またお食事と一緒にもお楽しみください。
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エル・ミラクレ カヴァ・ブリュット / ヴィセンテ・ガンディア(EL MIRACLE CAVABRUT)
暑い夏こそスパークリングワインで爽やかに乗り切ろう
スパークリングワインについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
スパークリングワインというと、日本ではシャンパンが有名ですが、それ以外にもプロセッコやカヴァ、ゼクトなど、さまざまな国々の素晴らしいワインがあります。
また炭酸の入ったワインが特別な日に飲むワインではなく、日常のテーブルワインとしてさまざまな料理に合うことも含めてお伝えさせていただきました。
スパークリングワインは四季を問わずに楽しむことができますが、爽やかな美味しさを最も感じられる季節といえば、やはり夏が最適です。暑さの続く日こそ、スッキリとした味わいのスパークリングワインを飲んで、夏を爽やかに乗り切りたいですね。
■AEON de WINEおすすめのスパークリングワイン特集はこちら>>
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