自宅でできる!ワインカクテルの種類と作り方ガイド
ワイン初心者の方やワインが苦手な方は、カクテルにすると美味しく楽しめます。今回はワインカクテルの魅力から種類、作り方まで解説。お好みの一杯が見つかるようお手伝いします。
飲み飽きないワインカクテルの魅力とは?
ワインはそのまま飲んでももちろん美味しく楽しめますが、カクテルにするとまた違った味わいがあります。それほどアルコール度数が高くないため、非常に飲み口がスッキリとしていて料理を邪魔しません。
また、フルーツと非常に相性が良く、フルーツジュースで割ったり、フルーツをグラスに添えたりといったアレンジも可能。見た目も美しいため、食前酒にもぴったりです。
飲みやすくていろんな楽しみ方ができる。これがワインカクテルの魅力と言えます。
いつものワインでいつもと違った味わいを
貰い物のワインや飲みきれなくて余ってしまったワインがあるなら、それを使ってカクテルを作ってみてはいかがですか。きっと、味に変化が感じられて、飽きることなく楽しめるでしょう。
本格的なカクテルを作るためにはカクテルシェーカーやミクシィンググラスといった道具が必要ですが、ご自宅で手軽にカクテルを作って楽しむという程度であれば、わざわざ道具を揃える必要はありません。
また、ワインを使ったカクテルはソーダやジンジャーエール、オレンジジュースなど、冷蔵庫にあるような、あるいはコンビニなどで手軽に入手できるような材料で作ることができます。何種類ものリキュールを揃えるといったことも不要です。
ちょっとしたひと手間でいつも飲んでいるワインが大変身。ぜひ、ご自宅でカクテルを作ってみたら、新しい発見があるかもしれません。
家でもできる!ワインを使ったカクテルの種類
ワインを使ったカクテルにはさまざまな種類があります。作り方や味、見た目などの特徴をそれぞれご紹介します。
ワインは白ワインと赤ワインに大別されますが、カクテルも白ワインをベースにしたものと、赤ワインをベースにしたものとでは大きく風味が異なるものです。それぞれどんな種類のカクテルがあるのか見ていきましょう。
白ワインを使ったカクテルの種類
まずはフルーティーな味わいで、飲み口がスッキリしている白ワインをベースにしたカクテルの種類ごとにご紹介します。
スプリッツァー
オーストリアのザルツブルクで愛されているカクテルで、ドイツ語で弾けるという意味の「シュプリッツェン」が語源。白ワインを同量の炭酸水で割って作ります。
その名の通り、シュワシュワとした泡立ちと、さっぱりとした飲み心地が特徴的。レモンやライムを加えることで、より爽やかな口当たりになります。
また、炭酸水の代わりにビールを使う「ビアスプリッツァー」も人気。白ワインのフルーティーな風味と、ビールの苦味とのどごしが、絶妙なハーモニーを生み出します。
キール
辛口の白ワインをカシスリキュールで割ったカクテル。語源ははっきりしておらず、フランス語、ドイツ語、ラテン語など諸説あり。それだけ多くの国で愛されているカクテルだと言えます。
鮮やかなルビー色が食卓を美しく彩り、程よい酸味とスッキリとした後味があるから、食前酒にぴったり。あっさりとした和食ともよく合います。
冷蔵庫でしっかり冷やした白ワインを使うと、よりスッキリとした味わいになります。
オペレーター
90mlの白ワインとジンジャーエールを混ぜ合わせ、さらにレモンジュース5mlを少量加えて作るカクテルです。こちらも語源が定かではないのですが、一説には飛行機のパイロットたちから人気があったことからこの名前がつけられたと言われています。
スプリッツァーと同様に爽やかな泡立ちが楽しめるカクテルですが、程よい甘みが感じられ、アルコール度数もそれほど高くないので、ワインが苦手な方にもおすすめ。また、ジンジャーの香りが食欲を高めてくれるので、食前酒にもぴったりです。
輪切りにしたレモンを加えると、より爽やかな香りとフレッシュな味わいを楽しむことができます。
フーゴ
エルダーフラワーというハーブを使ったカクテルです。辛口の白ワインと炭酸水を50mlずつ混ぜ合わせ、さらにエルダーフラワーシロップを5~10ml加えて出来上がり。キリッとした味わいが楽しめます。
ミントやライムなどを飾れば、爽やかな香りが強くなり、見た目もより美しくなります。
ベレッタ
白ワインとドライベルモット、ジン、オレンジキュラソーを使ったカクテル。それぞれ6、3、1、1の割合で混ぜ合わせます。最後にアロマティックビターズを加えると、格調高い香りが楽しめるでしょう。
アルコール度数が高めの本格的なカクテルなので、やや上級者向けと言えそうです。
赤ワインを使ったカクテルの種類
次は芳醇な香りと味わいが楽しめる赤ワインを使ったカクテルを見ていきましょう。
キティ
子猫を表す「Kitten」が語源。子猫が舐められるほど甘い、シュワシュワとした泡立ちが子猫のようにせわしなく感じるといった理由でキティと呼ばれるようになったのではないかと言われています。
赤ワインを同量のジンジャーエールで割って作ります。適度な甘みと、食欲をそそる生姜の香りが感じられ、特に肉料理の食前酒として最適です。
カリモーチョ
スペインで開発されたカクテルで、カリモーチョというバーテンダーが考え出したからこう呼ばれるようになったとか。赤ワインを同量のコーラで割って作ることができます。
コーラの甘みが加わるので、赤ワインの渋みや苦味が苦手な方にもおすすめ。レモンスライスを加えると、爽やかな酸味が絶妙なハーモニーを作り出します。
カーディナル
赤ワイン90mlに、クレーム・ド・カシスを10ml加えて作るカクテルです。アルコール度数は高めですが、甘みが強いので女性にもおすすめ。
カーディナルは英語で「深紅色」の意味。その名の通り、聖職者が身につけるケープの色のような、高潔な紅色が食卓を彩ります。
アメリカン・レモネード
その名の通り、レモンの爽やかな酸味が刺激的なカクテルです。赤ワイン30mlにレモンジュース45ml、ミネラルウォーター15mlを加えて作ります。甘みを強くしたいときはガムシロップを少量レモンジュースに加えましょう。
赤ワインはレモンジュースよりも軽いので、そっとスプーンで赤ワインを加えれば、きれいなグラデーションとなり、目でも楽しめるようになります。
スプリッツァー・ルージュ
スプリッツァーの赤ワイン版です。赤ワインを同量の炭酸水で割って、レモンスライスを浮かべます。シュワシュワとした泡が爽やか。
アルコール度数が低いので、お酒に強くない方でも飲みやすいカクテルです。
みんなで楽しめる大人気のカクテル
ワインカクテルで人気急上昇中なのがサングリア。スペイン発祥のカクテルで、ワインにフルーツを入れます。使うフルーツは何でもOKなので、好きなものをチョイスしてください。特にオレンジやレモン、キウイ、桃、パイナップル、リンゴ、バナナなどがおすすめ。
見た目もゴージャスなのでパーティーなどにもぴったり。もちろん、ワインに漬けたフルーツも食べられます。お酒として、スイーツとして、二度美味しいカクテルなのです。
いろんなワインカクテルを作って、お気に入りの一杯を見つけよう
カクテルを作ることで、ワインが苦手な方、マンネリを感じている方でも、美味しくワインを楽しめるようになります。特に今回ご紹介したカクテルは、ご自宅でも簡単に作れるものばかり。色々試してみて、お気に入りの一杯を見つけましょう。
AEON de WINEではカクテルにぴったりのワインを豊富に取り揃えています。種類や風味、産地、価格など、さまざまな角度から選べるので、ぜひ活用してみてください。