お花見にイチオシ!ロゼワインはどんな味?
ロゼワインの特徴や美味しい飲み方
鮮やかな桜色のロゼワインは、お花見に欠かせないワインですね。華やかな見た目から結婚式やお誕生日パーティーなどのお祝いやパーティーシーンにぴったりです。インスタ映えもすることから、世界中で人気が上昇しています。ワインの本場フランスでは赤ワインに次いで消費量が多いワインなのです。フランスの次にワインの消費量が多いアメリカでは空前のロゼワインブームも。基礎知識からおいしい飲み方まで、ロゼワインの魅力をたっぷりお伝えします。
目 次
- ロゼワインとは
- 様々な種類があるロゼワイン
- 赤ワイン・白ワイン・ロゼワインの違い
- ロゼワインがつくられるまで
- ロゼワインの美味しい飲み方
- ロゼワインの選び方
- 薄いピンクのような淡い色のロゼ
- 色が濃い鮮やかな色のロゼ
- おすすめロゼワイン
- 柑橘系のフレッシュな余韻が楽しめる
- フレッシュな味わいと香りが口の中に広がるオーガニックワイン
- シチリア最大の協同組合が作るお値打ちワイン
- 選ぶのに迷ったら人気のクレマン&カヴァ入りセット!
ロゼワインとは?
「ロゼ」とはフランス語で「バラ色」という意味です。つまりロゼワインはバラのような鮮やかなピンク色をしたワインのこと。色合いとしては赤ワインと白ワインの中間というイメージです。口当たりが良くてワイン初心者でも気軽に楽しめ、フルーティーな味わいがあります。
様々な種類があるロゼワイン
一言でロゼワインと言ってもさまざまな種類があります。淡いピンク色のものから、赤ワインに近い濃いピンク色のものまで。味もそれぞれ個性があって、赤ワインや白ワイン同様に幅広いバリエーションがあると言えます。
色が濃いほど味が濃いというイメージがありますが、ロゼワインの場合は色の濃さと味の濃さが必ずしも比例するわけではありません。
ロゼワインの種類や、選び方は後ほどご紹介しますので楽しみにしていてくださいね。
赤ワイン・白ワイン・ロゼワインの違い
広く普及している赤ワインや白ワインと今回ご紹介するロゼワイン。その違いは製法にあります。
赤ワインの原料には主に「黒ブドウ」が使われます。私たちがよく食べる巨峰よりも更に色が濃い品種のブドウです。ワインはこの黒ブドウをつぶして果汁を熟成させて作ります。
赤ワインの場合は黒ブドウの皮や種もいっしょに熟成させるため、ブドウの皮由来の赤みがあります。一方、白ワインの原料には主に白ブドウが使われます。白ワインは皮や種を取りのぞいて果汁だけを熟成させるので、ブドウの実のような透明あるいは薄い黄色がかかった色になります。
赤ワインは皮も含まれているため香りが強く、渋みがあって濃厚な味わい。ポリフェノールもたっぷり含まれています。一方、白ワインは果汁のみを使っているので赤ワインよりもスッキリしていて、フルーツ感が楽しめるのが特徴です。
実はロゼワインは赤ワインの製法、白ワインの製法どちらからも作ることができます。詳しく見ていきましょう。
ロゼワインの製法
ロゼワインに豊かで多彩な色合いの差が生まれるのは、醸造の違いによるものです。例えば赤ワインをつくる方法に似たセニエ法で醸造したロゼワインは、より濃い色になります。風味や味わいも赤ワインに似たロゼワインが生まれます。 白ワインに近い醸造方法でつくるロゼワインもあります。直接圧搾法です。赤ワインと同じブドウを用いますが、圧をかけることで色素抽出するため色合いが薄くなります。また、ワインの原料となる黒ブドウと白ブドウを混ぜて醸造する混醸法でもロゼワインができます。それぞれの製法をピックアップしてご紹介します。
セニエ法
赤ワインと同じ原料である黒ブドウの果実と果皮を短い時間漬け込み、果汁だけを抜き出して発酵するのがセニエ法です。赤ワインの醸造行程と途中まではほぼ同じであるため、色味も濃いのが特長です。赤ワインの渋み成分であるタンニンも多く含まれるため、豊穣な風味をより感じられるロゼワインが完成します。
直接圧搾法
セニエ法が赤ワイン寄りならば、直接圧搾法は白ワイン寄りの醸造法になります。使うブドウは赤ワインと同じ黒ブドウで、強くゆっくりプレスする方法です。絞った後、果汁だけを取り出して発酵させます。色の成分がつく果実と果皮があるのは圧搾している間だけですから、セニエ法に比べると淡い色味のロゼワインがつくられます。さっぱり、さわやかで、白ワインに近い風味と味わいのロゼとなります。
混醸法
黒ブドウだけでなく、白ブドウも用いるのが混醸法です。同一のタンク内に黒ブドウと白ブドウを入れておき、混ぜた状態で漬け込みます。2つのブドウを混ぜる点以外は、セニエ法と同じ醸造法です。黒ブドウの色素が溶けだして色がつくわけですが、白ブドウにより薄められたカラーのロゼワインができあがります。セニエ法で醸造されたロゼワインよりは色も薄く、すっきりとした味わいです。
ロゼワインの美味しい飲み方
ロゼワインの特徴や他のワインとの違いについてはご理解いただけたかと思います。次に気になるのは飲み方ではないでしょうか?ここからはロゼワインを美味しく楽しむための飲み方をご紹介します。
1.ロゼワインと合う料理
一般的に味が濃い赤ワインは肉料理、スッキリとした白ワインは魚料理に合うと言われています。
ロゼワインは肉料理にも魚料理どちらにも合います。ワインの本場フランス料理はもちろん、和食、中華、スイーツまで、ありとあらゆるジャンルの料理と相性ぴったり。寿司にもよく合います。
いわば赤ワインは肉料理を引き立て、白ワインは魚料理を引き立てる専門家。それに対してロゼワインは何でも合わせられるオールラウンダーという立ち位置。パーティーなどでいろんなジャンルの料理を用意しているというケースだと、赤ワインと白ワインを用意するよりも、むしろロゼワインを1本用意しておいたほうが便利かもしれません。毎日変わる食卓のお供にも最適ですよ。
ロゼワインは赤ワインのコクや渋みも、白ワインの果実感やスッキリとした口当たりも楽しめる。赤ワインと白ワインの良いところを組み合わせた、ハイブリッドなワインと言えるでしょう。誰にとっても飲みやすく、いろんなシーンで楽しめる。それがフランスやアメリカなどで支持されている理由だと思います。
先ほどもご説明したとおり、ロゼワインにはさまざまな種類のものがあります。料理に合わせてワインを選ぶことで、より一層楽しめます。
また、ワインを飲むときにはテイスティングや注ぎ方、飲み方にさまざまなマナーがありますが、ロゼワインは比較的カジュアル。グラスやタンブラーに入れてもOK。氷を入れてロックにしたり、ソーダやジュースで割って飲んだりといったアレンジもできちゃいます。
ランチも晩酌もホームパーティーもアウトドアも、ありとあらゆるシーンに対応でき、肩肘を張らずに楽しめるというのも、ロゼワインの魅力ですね。
2.飲み頃の温度
赤ワインは常温、白ワインは冷やしてというように、ワインの種類によって適切な温度が異なります。美味しく飲むためにはワインセラーを使って厳密に温度管理をしなければいけないイメージがあるかもしれません。
もちろん、ロゼワインにも飲み頃の温度というものがありますが、温度によって味わいが変わるのでお好みによって温度を変えるのがおすすめです。
たとえば赤ワインのような渋みや濃厚な味わいを楽しみたいのであれば10~15℃くらいがおすすめです。冬場は常温で保管してそのまま飲む。夏場は飲む1時間くらい前から冷蔵庫で冷やすと飲み頃になります。
白ワインのようなスッキリとした味わいを楽しみたいのであれば、6~10℃に冷やして飲むのが良いでしょう。飲む3時間くらい前から冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。
温度によって赤ワインっぽい味わい方ができたり、白ワインっぽい味わい方ができたりするのもロゼワインの面白いところ。自分好みの味にアレンジできるのが魅力的ですね。
厳密に保管温度が決まっているわけではないので、高価なワインセラーを用意する必要はありません。温度管理のしやすさという面でもご家庭で気軽に飲めるワインと言えます。
ロゼワインの選び方
自由に飲めるのが魅力のロゼワインですが、さまざまな種類があって、色や味も異なります。ご自身の好みや料理との相性を考えて選べば、よりロゼワインを美味しく楽しめること間違いなし。ここからは「ロゼワインを飲んでみようかな」という方のために、ロゼワインの選び方をご紹介します。
薄いピンクのような淡い色のロゼ
先程もご紹介したとおり、ロゼワインのピンク色は皮や種の色素が果汁に含まれているから。色が淡いロゼワインは直接圧縮法で作られているケースが多く、比較的早期に皮や種を取り除きます。白ワインに近い、スッキリとした口当たりの良さが楽しめます。
特に甘口のものは果実味が強く、魚料理やサラダ、スイーツとの相性ぴったり。そのままでもフルーツ感あふれる甘みが楽しめますが、ソーダ割りやロックというようにアレンジするのもおすすめ。ワイン初心者の方や女性にも飲みやすいです。
少し色が濃い辛口のロゼは果実感に加えて味に程よい深みがあるのが特徴。寿司などの和食や野菜を使った料理との相性が良いです。料理を引き立ててくれますが、決して味を邪魔しない存在。甘口だとちょっと物足りないという方におすすめします。
少し冷やして飲むと、フルーツ感あふれる爽やかさを楽しむことができますよ。
色が濃い鮮やかな色のロゼ
色が濃くてまさに鮮やかなバラのような色合いのロゼワインは赤ワインの製法を応用したマセラシオン、セニエといった製法で作られていることが多く、皮や種の色素が比較的多く含まれています。そのため、赤ワインのような濃厚さや渋みが感じられる味わいと芳醇な香り。体に良いポリフェノールも摂取することができます。
「赤ワインだとちょっと味が濃すぎるけど、普通のロゼワインだと物足りない」「しっかりと飲んだ感覚を味わいたい」という方におすすめです。
赤ワインと同様、肉料理との相性はバッチリ。中華料理やエスニック料理など、濃い味付けの料理にもおすすめです。また、赤ワインよりもスッキリしているので、魚料理にも合います。
ちなみに、生ハムやスモークサーモン、エビを使った料理などは薄い色のロゼワインにも、濃い色合いのロゼワインにもよく合います。ロゼワインと同様、ピンク色なので見た目も美しいです。ロゼワインのおつまみで悩んだら、ピンク色のものをチョイスするのが良いでしょう。
少し冷やして飲むと、フルーツ感あふれる爽やかさを楽しむことができますよ。
おすすめロゼワイン
柑橘系のフレッシュな余韻が楽しめる
ネブラ ヴェルデホ ロゼ / ヴィセンテ・ガンディア
フレッシュな味わいと香りが口の中に広がるオーガニックワイン
キュヴェ・エクスプレシオン・ロゼ / シャトー・ボーボワ
シチリア最大の協同組合が作るお値打ちワイン
コラーレ・ロゼ / コラーレ
選ぶのに迷ったら人気のクレマン&カヴァ入りセット!
魅惑の辛口ロゼ・スパークリングワイン4本セット / オリジナル
https://www.aeondewine.com/shop/g/gA106-2007941590957/ >>
思った以上に種類が多くてどれを選んでいいかわからない!という方におすすめしたいのが、こちらのセットです。
【画像左端】ジュリアン バルタザック クレマン ド ボルドー ロゼ
【画像左から2つ目】エル・ミラクレ カヴァ・ブリュット・ロゼ
【画像左から3つ目】ジェイコブス・クリーク スパークリング・ロゼ
【画像右端】ポルレミ ブリュット ロゼ
人気のスパークリング、クレマン、カヴァが入ったお得なセットで、ロゼの個性を飲み比べできます。華やかな雰囲気を演出するロゼスパークリングは、パーティーにもぴったり。年末年始のパーティシーズンにストックしておくと何かと便利です。
さいごに
どんな料理にも合って、今までの常識にとらわれない飲み方ができるロゼワイン。世界では急速に人気が上昇していますが、日本ではまだまだ少数派です。「肩肘を張らずに気軽にワインを楽しみたい」「飲みやすいワインを探している」「インスタ映えするような、おしゃれなワインが良い」という方にはおすすめ。今回の記事で、一人でも多くの方にロゼワインの魅力を知っていただければうれしいです。
AEON de WINEでもロゼワインを豊富に取り扱っていて、お好みのものをご購入いただけます。ぜひ、ロゼワインを試してみて、あなたにぴったりの1本を探してみてくださいね。