カオールは、フランスの南西地方を代表するワイン産地です。2000年もの古い歴史を誇る産地として知られております。カオールは東西で気温差が激しく、西側は温暖な地域でありブドウ栽培に適していると言われております。土壌は主に石灰質土壌であり、ミネラル感の豊富なブドウが造られます。カオールで栽培されている主なブドウ品種はマルベックであり、AOCカオールとしては赤ワインのみが認められており、マルベックを70%以上使用することが義務付けられております。カオールのワインは、「ブラックワイン」とも呼ばれるほど濃厚であり、力強さ、スパイシーさ、収斂性のある渋みがカオールワインの特徴です。