ナントは、ロワール河下流に位置するワイン産地です。ナント市を中心にした地域でAOCミュスカデが、このナント周辺地区にあることで知られております。1937年にAOC認定されました。このナント地区で造られるミュスカデは、ムロン・ド・ブルゴーニュ種から造られるワインの名前です。酸味のある爽やかな辛口白ワインであり、ワインの名前がAOC名となっています。澱を取り除かない「シュール・リー」製法で造られたミュスカデは、この地区を代表するワインの一つです。このAOCミュスカデの他に、ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ、ミュスカデ・デ・コート・ド・ラ・ロワール、ミュスカデ・デ・コ-ト・ド・グランリューがあります。