ヴァレ・ド・ラ・マルヌは、シャンパーニュ地方の主要なワイン生産地の1つです。シャンパーニュ地方中央のエペルネから西に約80km広がる地区です。セーヌ川の支流であるマルヌ川の下流域にブドウ畑が広がっております。気候は大陸性気候であり、また冷涼な気候のため酸度の高いブドウが造られます。土壌は、主に石灰質と粘土質土壌など複雑な地層から構成されております。ヴァレ・ド・ラ・マルヌでは霜害が多く、また粘土質という土壌から病害にも強い黒ぶどう品種の「ピノ・ムニエ」が多く栽培されており、全体の約80%をこのピノ・ムニエが占めます。ヴァレ・ド・ラ・マルヌのシャンパーニュには、ピノ・ムニエによる優しい口当たりと豊かな果実味、そしてしっかりとしたボディを備える傾向にあります。