ピュリニー・モンラッシェは、ボーヌ地区から南へ10kmのムルソーの南に位置するAOCです。世界最高峰の白ワインである「モンラッシェ」の畑(グラン・クリュ)を有しており、シャサーニュ・モンラッシェとグランクリュ・モンラッシェを共有しています。栽培されているブドウはシャルドネが主体であり、一部赤ワイン用ブドウ品種のピノ・ノワールも栽培されておりますが、白ワインの生産エリアが約99%以上を占めます。畑は日当たりが良く泥灰土や石灰などが重なる土壌であり、造られるワインは引き締まった酸と硬質なミネラルに特徴があります。特にプルミエ・クリュ以上のワインはその傾向が顕著であり、長期熟成を経ると滑らかでエレガントなワインへと変貌を遂げます。