サン・ジュリアンは、ジロンド川左岸、メドックの中央に位置します。 ポイヤック村とマルゴー村の間に位置し、両方の村の良いところを備えたワインが造られると言われております。またサン・ジュリアンは、ジロンド河沿岸に向かってなだらかな傾斜と水はけのよい砂利質土壌(さらにその下層には石灰質の石)により水はけがよいため、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適していると言われております。その他、メルローやカベルネ・フラン、コーなどが栽培されております。サン・ジュリアンには、メドック格付け2級のシャトーが5つ、3級が4つ、4級が11つ存在します。その中でも、シャトー・デュクリュ・ボーカイユ、レオヴィル3兄弟のシャトー・レオヴィル・バルトン、シャトー・レオヴィル・ラスカーズ、シャトー・レオヴィル・ポワフェレなどが特に有名です。