パーカーポイント89点獲得!メドック格付け第1級「シャトー・ラトゥール」のセカンドワイン。もはやセカンドラベルを超えた存在、もうひとつのラトゥール!
カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ/プティ・ヴェルド
パーカーポイント89点獲得!メドック格付け第1級「シャトー・ラトゥール」のセカンドワイン。カシス、甘草、ペッパーのアロマにタバコの葉、レザーのフレーバーが重なります。しなやかなタンニン、ほのかな甘みと非常に長い余韻が広がります。ロバート・パーカー氏は、 「セカンドというよりは、このヴィンヤードから生まれた全く異なったワインであり、その味わいは他ヴィンテージのラトゥールに勝るものである。」と絶賛。クレーム・ド・カシスの甘美でふくよかな香り。 熟したチェリーやプラムなどの果実味があり、力強く豊富なタンニンが全体を引き締めています。グラフィックアロマが壮大に広がる素晴らしい味わいです。シャトー・ラトゥールの歴史は1331年にまで遡ります。その名が記された最古の資料は「サン・モベール塔」の建設許可証。ラベルに描かれた、かの有名なラトゥールの塔は、教区を守る防衛用の塔として建てられました。ワイン造りの歴史は、18世紀初頭カロン・セギュール、ラフィットを所有し、ルイ15世から「ブドウ畑の王子」とあだ名された人物、アレクサンドル・ド・セギュール氏が所有者となったことから始まります。当時ボルドーワインの輸出が急激に伸び、価格も高騰する中、ラトゥールはその頂点を極め、1967年になると20倍もの価格で販売されていました。1962年から30年に渡り、イギリス資本となっていましたが、1993年に現オーナーであるフランソワ・ピノー氏が買収。その後1998年、それまで3年ほどワイナリー経営に参画していたフレデリック・アンジェラ氏は社長に任命されると、様々な改革を実施。約3年の時間をかけ、醸造蔵、熟成庫、ストックスペースの全改築を行いました。さらに2010年には、完全ビオディナミに移行し、一層緻密なブドウ栽培が実現されることとなりました。また、本当の飲み頃でワインをリリースするために、2012年以降プリムールより撤退。これは、ボルドーの常識を覆す大きなニュースとなりました。これらの取り組みが象徴するように、シャトー・ラトゥールは、フレデリック・アンジェラ氏の完璧なまでの品質主義により、常に最高品質を追い求めています。シャトー・ラトゥールの所有する3つの畑は、ポイヤック村の南部、サン・ジュリアン村の境目、ジロンド河沿いに位置。 ラトゥールの畑は、水はけのよい「粘土質砂礫土壌」、よりきめ細かい「砂礫砂土壌」、メルロに適した「泥灰粘土土壌」という3つの要素で構成されています。砂礫だけでなく粘土質の土壌が地中に水分と栄養を保つため、水分不足に悩まされる年でも畑をいきいきとした状態に保ち、果実を最適な成熟状態へと導くことができます。 所有する78haの畑のうち、丘の上部にあたる中心部の47haが「ランクロ」と呼ばれるエリア。この土壌は特に砂礫質土壌が多く、カベルネ・ソーヴィニヨンの生育に最も適しており、濃い色、豊かなタンニンを備えた逞しい果実を育てます。この「ランクロ」で育ったブドウのみが、ファーストラベルであるシャトー・ラトゥールに使用されています。レ・フォール・ド・ラトゥールに使用されるのは、「ランクロ」の周りに広がる区画のブドウ。ここは、グラン・ランクロに及ばないものの、樹齢40年を超える優良なブドウが育つ、100年以上に渡って大切に守られてきた畑です。3つの畑で栽培されている5万本にもなるブドウ樹は、区画や畝ごとではなくブドウ樹1本単位で管理。中には100年を超える古樹も存在しますが、常に若樹を育成し植え替えを行っています。それはラトゥールが常に進化を遂げていることの証であり、並々ならぬ忍耐と精巧さをもって入念な管理がされています。醸造に関しては、伝統的な製法とのバランスを慎重に見極めながら最新の技術も取り入れています。収穫されたブドウは熟練した職人の手によって粒単位で選果された後、速やかに醸造用タンクに移動。細かな区画毎に選別され、すべて別々のタンクで醸造。水冷却機能により温度管理が行われ、3週間醸し、果実の要素を充分に抽出します。その後、果皮や種などを取り出し、別のタンクに移し1ヵ月ほど2次発酵を実施。この工程がワインのしなやかさを増し、ふくよかさとフィネスを与えます。冬を迎えると支配人であるフレデリック・アンジェラ氏がスタッフと共にテイスティングを行いブレンドを決定、樽熟成に入ります。 新樽率は常に100%。最初の約12ヵ月は、ワインが自然と呼吸ができるようガラス製の栓がされた状態で熟成し、その後樽を密封した状態で更に10~13ヵ月熟成。清澄、澱引き作業を経てワインが完成します。瓶詰前にはすべての樽のワインを均一化するため、巨大なコンクリートタンクに一旦移してからボトリングを行います。こうした一分の隙も許さぬ綿密な醸造作業を丹念に行うことで、世界最高峰に君臨する偉大なワインが生み出されています。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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