甘味
渋み
酸味
果実味

香り

干しブドウ

カシス

ぶどう品種

シラー

商品説明

深みのある血のような赤。火打石とコルダイトの溶出。食欲をそそる温めたブラックオリーブ - マスタード風味のスパイスを効かせた野生のロケット、ハルーミ。ギリシャの平葉パセリのサラダ、ナス、ケッパーの香ばしい香り。エキゾチックに 新鮮なスライスイチジクとカットルバーブにシナモン、コーラスパイス、チノット、まぶしたナッツ。果実味（白プラム、新鮮なイチジク、クァンドン）とシャルキュトリーの風味が豊か。フレッシュで生き生きとした酸味は、前述のアロマティックなカットルバーブや甘草の根によって支えられている。トーストしたカボチャの種の風味があり、タンニンはドライだがパサつかない。食欲をそそる、細かく刻まれたタンニンが口中のスペクトルを「霧散」させる！オークよ、汝はどこにいる？
セント・アンリ（当時はオルダナ・セラーズ・セント・アンリ・クラレット）のファースト・ヴィンテージは1888年に造られ、オーストラリアワインで最も有名で不朽の名声を誇るワインが誕生した。このワインの名前は、オルダナのワインメーカー、レオン・エドモンド・マズレの息子アンリか、彼の妻フィロミーヌ・アンリエットにちなんで付けられたと思われる。このワインはすぐに成功を収め、1890年のアデレード・ワイン・ショーでオーストラリアのベスト・クラレットに贈られるチャンピオンシップ・カップを受賞し、1891年にもジョイント・ウィナーに輝いた。セント・アンリのラベルは、第一次世界大戦が始まる頃に姿を消した。1953年、ペンフォールズのシニア・レッド・ワインメーカー、ジョン・ダヴォーレンがオルダナ・セラーズの100周年を記念して復活させた。1957年ヴィンテージが、ペンフォールズの名で初めて商業的にリリースされたセント・アンリとして公式に認められている。その品質と独特のスタイルがより理解されるようになり、1990年代に新たな息吹を得た。
セント・アンリは、シラーズの伝統的かつオルタナティブな表現であり、グランジと対をなす魅力的なワインだ。オーストラリアの高品質赤ワインの中では珍しく、新樽を一切使用していない。1950年代初頭にペンフォールズから初めてリリースされ（最初の商業用ヴィンテージは1957年）、その品質と独特のスタイルがより理解されるようになった1990年代に、新たな息吹を吹き込まれた。誇り高きワインスタイルは、流行や商業の意向に屈することはない。サン・アンリは若いうちはリッチでふくよかで、熟成とともにソフトでアーシー、モカのような特徴を増していく。熟成は古い大樽の数々で行われ、ワインを成長させる、 樽の風味はほとんど感じられない。カベルネの比率は少ないが、サン・アンリの中心はシラーズである。シラーズが中心であることに変わりはない。

比較的乾燥した天候に加え、冬と春の気温がほぼ例年並みであったことから、生育期のスタートは早かった。しかし、11月の寒波がブドウの木のフェノロジーを遅らせた。春の大半は暖かく晴天が続き、開花と結実に最適なコンディションとなった。バロッサ・ヴァレーでは夏に 35℃を超える日が 22 日あり、マクラーレン・ヴェイルでは 35℃を超える日が 17 日あった。クレア・ヴァレーでは、この温暖で乾燥したパターンが生育期を通じて続き、12月初旬に1度だけ大雨（30mm）が降った。ローブとパドサウェイもまた、この産地の基準からすると温暖で乾燥した生育期だった。開花が遅れ、南東部全域でヴェレゾンの開始が遅れたため、収穫は数週間遅れた。ポート・リンカーンの生産者ブドウ畑は、冷涼な海風が成熟に最適な条件を提供し、ほぼ完璧なシーズンを楽しんだ。暖かく乾燥した天候は秋まで続き、ブドウの成熟に好条件のインディアン・サマーとなった。ペンフォールドの南オーストラリア全生産地にとって素晴らしいヴィンテージとなった。

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備考