安くなっていたので、何の気なしに買ってみたが、意外に面白いワインだった。これはクラックリングワインで、瓶にワインを早詰めすることにより、瓶内発酵させて弱発泡させたもの。炭酸ガスを後から吹き込んだものではない。アルコール度5％と低めだが、フリッツァンテなどに近い部類のワイン。使われているブドウ品種のグレラは、プロセッコなどの主要品種だが、もともと白桃や花の香りがするものなので、白桃ピューレやラズベリージュースとの相性もいい。飲み口は、ほぼネクター。そこにクランベリーの香りと酸味が追いかけてくる。ネクターのカクテルなので、もったりはしているが、ほどよい酸味があるので、後口はそこまで甘ったるくはない。ほぼジュースの様に飲めるが、ワインとしては甘い、フルーツカクテルとしては普通、ジュースとして飲むとそこまで甘くないと言った感じ。前菜のスモークサーモンやカルパッチョ、タルタルソースのかかった白身魚フライ、赤魚のローズマリー焼きなどには合わせられた。ピンチョスなんかにも色々合いそう。グラスに搾ったレモンを数滴たらして少しサッパリさせて飲んでもいい。添加物は色々入っているが、ピューレを入れると沈殿が出やすいので必要なんでしょう。それでも沈殿が出ているが、逆さにして回転させなが振ると全て落ちた。あとは瓶の上下を繰り返して分散させ、数日してから飲んだら問題なかった。色々考えて造られているなと思うと4点、定価を考えると3点、セールの価格を考えると甘く4点というところ。過度な期待はせず、アペリティフとして、お試しするならいいと思う。あと、コルクではなく、スクリューキャップでした。

This is a fruity drink that kind of tastes like peach juice. The flavor is not strong and there is almost no noticeable alcohol. For 500 yen, it is a good deal.