パーカーポイント93-95点獲得。メドック格付け第1級。五大シャトーの中で最も安定した造りを誇る、力強いボルドーワインの王。
カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ/プティ・ヴェルド
パーカーポイント93-95点獲得。2011年は、ここ最近の40年間で最も乾燥した気候となり、過去2年のグレートヴィンテージと比べれば線の細いスタイルですが、ブドウはしっかりと熟しました。力強いタンニンがある為、醸造時にタンニンが出すぎないように抽出。新鮮でエレガント、長期熟成能力も備えたワインが多く造られたヴィンテージです。フレッシュなカシスやプラムなどの黒系果実の香りに、トリュフ、スミレの花、インク、森の下草、チョコレート、トーストなどを感じる、実に複雑なニュアンス。パワフルかつ深く、凝縮した果実味や甘く熟したタンニンが印象的。石を砕いたようなはっきりと主張するミネラルなど様々な要素が感じられます。オーナーのフレデリック・アンジェラ氏曰く、「2011年は和解が柔らかさも併せ持っている、風格のある味わい。ランクロの畑のカベルネ・ソーヴィニヨンが素晴らしく、高い熟成ポテンシャルを持っている」とのこと。オーナーも感服するほどの熟成ポテンシャルです。熟成によりその本領を発揮するシャトー・ラトゥール。ボトルを開けたい衝動をぐっと堪えて、十数年の眠りにつかせてみることをお薦めします。シャトー・ラトゥールは、14世紀から存在する歴史あるシャトー。格付け第1級の一角にして、その序列に揺さぶりをかけるシャトー・ラトゥール。どのヴィンテージを味わってもシャトー・ラトゥールと即座に分かる鮮烈な個性を放っています。 ラトゥールが所有する78haの畑の大部分は、ジロンド川を臨む砂利質の丘にあります。ポイヤックでも珍しい大粒の砂利は水はけがよく、昼間に蓄えた太陽の熱を夜に放熱することでブドウの成熟を促進。下層の粘土質は保水力があり、ブドウに最低限必要な水分と栄養分を補っています。また、川は輻射熱はブドウの成熟を早めたり、霜の被害、収穫時の秋雨被害を被るリスクが軽減。自然から恩恵を受け、凡庸なヴィンテージにおいても一貫して秀逸なワインを生み出しています。畑ではブドウの質と量のポテンシャルを維持するため、植え替えや樹齢管理を実施。土壌の再生のため5年の休耕期間を設定する他、有機農法や馬による農耕を取り入れるなど、動物と人間、そして自然との調和を目指した栽培アプローチが図られています。ラトゥールのワインのうち、グランヴァンは由緒ある「ランクロ」の47haの畑の古樹のブドウから造られます。ランクロは一見起伏のある1区画の畑に見えますが、2000年に徹底的な土壌分析が行われ、土壌構成が均一でないことがはっきり示されました。グランヴァンの心臓部といえるのがシャトーと熟成庫のまわりの土地。土壌は主として砂利混じりの粘土で、秀逸なカベルネ・ソーヴィニヨンが生まれます。ランクロの独特なテロワールはワインに深みとエレガンス、そして凝縮感を与えているのです。ブドウは区画ごとに、手摘みで、天候や糖度などの分析結果を考慮しながら収穫。完璧なブドウだけがワインになることを許されるのです。完成したワインは、空気と積極的に接触させるため、翌年の夏まで、ボンディヨンと呼ばれるガラスが樽の孔の上にただ置かれている状態で熟成。さらに10ヶ月ほど熟成させ、厳しい試飲とブレンドの末に、偉大なワインは誕生します。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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