ガルナッチャの古樹が奏でる芳醇なエレガンス
ガルナッチャ
アルト・モンカヨは、ロバート・パーカーにオーストラリア最高のシラーズを造る作り手としてその実力を高く評価されたオーストラリアの醸造家クリス・リングランドとホセ・ミゲル・サン・マルティン、ボデガス・ボルサオの協同事業として2001年にアラゴン州ボルハに設立されました。ガルナッチャが育つ秀逸なテロワールをスペイン中隈なく探して辿り着いたのが、最も若い木で樹齢40年以上のガルナッチャが育つカンポ・デ・ボルハでした。カンポ・デ・ボルハは、「ガルナッチャ王国」の異名を取る程のガルナッチャの銘醸地で、栽培面積の実に70%近くをガルナッチャが占めています。アルト・モンカヨのワインは、主にタブエンカ地区とボルハ地区に点在する総面積102ヘクタールのガルナッチャの畑から収穫しています。若木は1970年代の10年間の間に植樹されたもので、樹齢の最も古いブドウは、20世紀初頭に植樹された古木で、樹齢90年を超えます。カンポ・デ・ボルハの土壌は、小石が多く、やや丸みを帯びた石灰岩や泥炭土、白雲石、珪岩、粘板岩などが混合しています。表層部は、水はけがよく、下層土は地中深くまで粘土質で、極めて乾燥した気候の下でも十分な水分を地中に蓄えることが出来ます。気候は大陸性気候で、夏は地中海性気候の影響を受けて暑く、冬は北東の大西洋側から冷たく乾燥した風が吹き付けます。高地のため夏は夜間が涼しく、昼間は暑くなるため、ブドウの熟成に理想的な環境が整います。年間を通して雨が少なく乾燥しているため、病害に見舞われる心配も殆どありません。パーカーポイント100点を2度も叩き出したこのワインは、正にアラゴン産ガルナッチャの真髄を表したワインです。栽培方法は、ベラトンと同じですが、古樹は低収量で、より上質なブドウを実らせます。ブドウは厳しく選定し、小型のステンレスタンクで発酵させ、バスケット・プレスで優しく圧搾し、フレンチオークとアメリカンオークの樽に移し替えてマロラクティック発酵後、20ヶ月熟成させています。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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まさしくパーカー好みの濃厚樽甘ワイン
ガルナチャ100%。アルゼンチンのマルベックやカオールの黒ワインを思わせるような濃い赤紫色。アメリカンオークの甘い香りにミントのアクセント。たっぷりした果実味とタンニン、そして高アルコール(16%!)。時間を置くと酸も立ってくる。一昔前に流行ったパーカー好みのつくりをそのまま続けている貴重なワイン。食後の深い時間帯にチーズとともに味わいたい。