珠玉の銘醸畑と異色のキャリアを持つ、新進気鋭のスター生産者。
ピノ・ノワール
ローネイ家がポマールに定住し始めたのは18世紀のことで、歳月を経てポマールの名だたる銘醸畑を徐々に買い足してゆきました。総面積4haの畑のうち、2.2haは1902年に最初のブドウが植樹されたポマールの一級畑レ・ペリエール、同じくポマールの一級畑レ・リュジアン・バに0.09ha、レ・シャポニエールに0.59ha、クロ・ブランに0.17haを所有し、ジュヴレ・シャンベルタンの卓越した特級畑ラトリシエール・シャンベルタンに0.17ha(ピエール・デュロシェの畑に隣接)、同じく特級畑のシャンベルタンに0.16ha(ラルー・ビーズ・ルロワの畑に隣接)を有しています。2000年に先代のレイモン・ローネイが亡くなり、当時、戦闘機のパイロットとしてフランス空軍に従軍していたグザヴィエは、愛する祖父の遺志とワイン造りにかける情熱を受け継ぎ、家族の畑から再び格別なワインを生み出すという祖父の夢を叶える決意をします。一族の自社畑から作るワインを再興させるというグザヴィエの決意はより強固なものとなり、この稀少な4haの自社畑を手に入れます。2014年には、才能あるコンサルタント、ヴェロニク・ジラール女史の助けを得て、グザヴィエ自らの手でワイン作りを始める準備が整いました。(グザヴィエの言葉を借りると、「ポマールは女性の手が入ることで大いに恩恵を受けることが出来ると実感した」そうです。)やがてトム・アトキンを始め、アレン・メドゥやミッシェル・ベタンヌなどといった錚々たる顔ぶれの評論家が彼のもとを訪れるようになります。ドメーヌのワインは、ポマールの村名ワインから一級畑のワインに至るまで、ポマールの独特で柔らかな表現力が余すところなく引き出され、その全てが将来有望で極めて興味深い味わいのワインであり、2つの特級畑ラトリシエール・シャンベルタンとシャンベルタンに至っては、卓越した表現力を持ってそれぞれのテロワールの持ち味が見事に引き出されているとの共通認識がワイン評論家の間で瞬く間に共有されてゆきました。2017 ポマール ペリエール (プランテ アン1902)は可憐な赤いベリーやプラムを思わせる果実味豊かでフレッシュなアロマに、温かな大地の香りが仄かに香ります。艶やかで鮮やかなミディアムウェイトの美味な味わいは、くっきりとした美しい輪郭を終始損なうことなく、バランスのとれた複雑で余韻の長い後味を生み酒齢の若いうちから楽しむには十分と言えるほど熟成の進みが早いワインです。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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