パワフルでありながら白ワインファンをもうならせる赤
ピノ・ノワール
ムルソー最高の生産者として、「コシュ・デュリ」と並んで賞賛の声を浴び続けているのが「コント・ラフォン」です。所有者のドミニク・ラフォンは、ブルゴーニュはもちろん、国境を越えて稀少なワインの造り手の一人であり、世界中に熱狂的なファンを持っています。もちろん、その手によるワインは入手困難なもので、常に市場では高値をつけています。1868年、現当主であるドミニク・ラフォンの曽祖父であるジュール・ラフォンによって創業されたこのドメーヌは、ジュールの死後、ピエールとアンリという二人の息子に相続されました。その後、ピエールも直ぐに他界。残されたアンリは子供もいないため、相続した畑を売却しようと考えましたが、当時パリでエンジニアをしていたピエールの息子、ルネ(現当主の父)が売却に反対しました。彼は自ら畑を譲り受け、その畑を農家に貸し、そこから収穫されたブドウやワインを借地代替わりに納めてもらう方法(メタヤージュ)で、ドメーヌの存続を維持して 行きました。長い間、彼らのブドウやワインはネゴシアンに売られていましたが、1961年より「コント・ラフォン」のエチケットが貼られて販売されるようになり、その後、ムルソーに移り住んだルネ一家のワインは、徐々に高い評価を得るようになりました。各地でワイン醸造を学んだ息子ドミニクも加わり、84年にルネが引退した後はメタヤージュを廃止して、ドミニク自らブドウの栽培から醸造までを行うようになり、今の名声を得るに至っています。1997年からはブドウも完全な有機栽培で行い、現在ではビオディナミ農法を取り入れ、更なる品質の向上に余念がありません。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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