パーカーポイント91点獲得。1999年にリリースでローヌブレンドの極少量生産の白ワイン
ヴィオニエ/ルーサンヌ/マルサンヌ
パーカーポイント91点獲得。「ナパワインの歴史そのもの」とも称される、カリフォルニアの老舗のワイナリー「イングルヌック」。その後、創業者のグスタフ・ニーバム氏はサン・フランシスコに定住し、数人のパートナーと共にアラスカ商会を設立。アラスカ領内に交易所と海運会社を設け商売に励み、10年も経たないうちに洗練された趣味を持つ億万長者となります。そして巨万の富を手に、ニーバム氏はヨーロッパの偉大なシャトーに匹敵するアメリカのワイナリーを建設するという夢を抱くようになりました。イングルヌックの土地と隣接するローウィング農場に「ブドウ栽培の並外れた可能性」を直感し購入。その後数年にわたって隣接する土地の小区画を買い続け、1887年には総額約60,000ドルを費やして445haあまりの土地を所有しました。その後1887年にイングルヌックの壮麗なシャトー・ワイナリーが完成。最先端の施設として構想されたシャトーは、ナパ・ヴァレーで最初となるグラヴィティ・フローシステムを採用しました。こだわり抜いた栽培と醸造で造られたイングルヌックのワインは世界に知られるようになり、パリ万国博覧会で銀メダルを受賞、オーストラリア万国博覧会ではフランスやドイツのワインと競い、最優秀賞を受賞するレベルにまで到達します。1908年にニーバム氏が亡くなり、アメリカ禁酒法をへて、息を吹き返したニーバム氏の大甥にあたるジョン・ダニエル・ジュニア氏が本格的に経営を引き継ぎ、さらなる躍進に励みます。しかし経済的な事情から、ダニエル氏は1964年にやむなくイングルヌックを売却。ニーバム氏やダニエル氏の志は潰えたかに見えましたが、1975年に映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏とその妻エレノア氏が、イングルヌックの邸宅と土地の一部を別荘用に購入。そして夫妻は自分たちが手にしたイングルヌックの土地が隠れた秘宝であることに気づき、どんなに時間がかかってもイングルヌックの名声を回復しようと誓います。そして夫妻は自分たちのワイナリーを設立し「ニーバム・コッポラ・エステート・ワイナリー」と名付けました。その後アンドレ・チェリスチェフ氏をコンサルタントとして迎え、ワイナリーのさらなる発展に励んだコッポラ氏は、バラバラになっていたイングルヌックの残りの土地を着々と購入し、2011年には約40年にわたる交渉が実り商標権を取得。イングルヌックを完全復活させました。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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