ムルソー村のトップ生産者が造る手軽な赤
ピノ・ノワール
ブルゴーニュ・コート・ドールは、ムルソー村の2区画のピノ・ノワールをブレンド。1929年に植えられた樹齢約90年の古樹と1980年に植えられた樹齢約30年の樹から収穫したブドウから、凝縮感と若々しさを兼ね備えた果実味がワインにもたらされます。ブドウを収穫し、圧搾・発酵を行った後に、 オーク樽にて10ヵ月間熟成後、澱引きを実施し、タンクにて2ヵ月間熟成してから瓶詰め。コート・ド・ボーヌの赤らしい、素朴な大地の香りと赤系果実の美しいアロマを感じ、フレッシュな果実味ときめ細かいタンニンを感じるチャーミングな赤ワインです。ワイン界に彗星のごとく現れたムルソーの造り手、フランソワ・ミクルスキ。名門老舗ドメーヌが名を連ねるブルゴーニュにおいて1992年の初リリース後、瞬く間にスター・ドメーヌへと上り詰めました。若くしてワイン醸造家になることを決意し、ボーヌのエコール・ヴィニコールにて、ワイン造りを習得。カリフォルニアのカレラ・エステートのジャンセン氏の下で研修し、その後ムルソーで叔父のピエール・ボワイヨ氏に従事、畑の管理を担当していました。そして、1991年ボワイヨ氏の引退を受けて畑を引き継ぎ、自らのドメーヌを設立。現在はムルソーを中心に約8ha、16区画を所有しています。ワイン造りにおいて、何よりも大切にしていることは「ブドウの良さを素直に表現すること」、ブルゴーニュワインに秘められた「上品さ、そして純粋さ」を最大限引き出すために努力を重ねています。ブドウの良さを素直に表現するため、できるだけ機械などの人工的なものに頼らず、畑ではビオロジックを実践、また自家製のコンポスト(堆肥)を使用。収穫量も抑えています。醸造工程でも同様の考えの元、天然酵母を用い地下のカーヴで3~4ヵ月かけて発酵。その後、熟成はオーク樽で12ヵ月以上、樽のニュアンスが出過ぎないように新樽比率を20%以下に抑えています。途中の澱引きはせずに、澱と共に熟成させ、何度も試飲を重ねた後、仕上げの段階になったら清澄を行います。ミクルスキ氏曰く、「ブルゴーニュワインとは、我々の想像を遥かに超え、理屈では到底理解できない代物である。」とのこと。ブルゴーニュワインが本来持つ魅力を引き出すために、いかに健全なブドウを育てるかということに重点を置き、人を育てるのと同じようにブドウにもたっぷりと愛情を注ぎ、誠実な気持ちでワイン造りに取り組んでいます。このように非常に丁寧に造られるワインは、畑の個性を生かした溌剌とした力強さとしなやかさが特徴。ドメーヌ設立当初は、アメリカへ大半を輸出していたこともあり、比較的樽の効いた造りでしたが、近年は新樽率がぐっと抑えられ、骨格はしっかりとしているものの非常にエレガントで凛としたスタイルに仕上がっています。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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