パーカーポイント88-90点獲得。2000年以降に劇的な品質改善を遂げたサンテミリオン・グランクリュ
メルロ/カベルネ・フラン
パーカーポイント88-90点獲得。1998年がファースト・ヴィンテージとなる、サン・テミリオンのグラン・クリュ「聖なるかな」という意味の厳かなワイン。当初はサン・テミリオン最上のカルト・ワインになるだろうと騒がれていたそうですが、パーカー氏は「新樽が跡形もなく個性を消し去っている」「がっかりするほど薄っぺら」として、1998年に80?点、1999年には78点という厳しい採点を行っています。しかしその後2000年より、かのステファン・ドゥルノンクール氏にアドバイスを仰ぐようになってからというもの、劇的な品質改善を遂げたとのこと。パーカー氏も「サンクテュスの進化を見守ることを強くおすすめしたい。このアペラシオンでも重要な造り手となってゆくだろう」と、その価値を認めるに至りました。メルロー75%とカベルネ・フラン25%のブレンドで、飲み頃は2016~2028年くらいまで続くとの評価です。
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まだ若さもたたえたしっかりした作り
12年の熟成を経てもまだ若さを残していて、熟成のニュアンスはほとんど出ていない状態。価格帯割にしっかりした作りでした。タンニンの角は取れてプラムやダークチェリー、オークのニュアンスが溶け込んだかなりいい一本でした。抜栓から2時間くらい経つとより甘いいい香りが増え満足感も大。期待以上のボトルとなりました。
マリアージュ
ラズベリービネガーを使った真鯛のカルパッチョに合いました。麗しい香りがドンピシャリ!
飲み頃です
2012年ものとは思えない、いい意味でのフレッシュ感。なんの引っかかりもなく美味しいです。かすかな苦味とかも感じない。麗しい香り、なんに例えていいかわからないけれど心地いい。口に含んで舌に広がる上品な甘み、まろやかな酸味、繊細なタンニン。まだ寝かせてもいいかもしれません。ゴールデンウィークに開けて良かった!