木苺やストロベリーの愛らしさにタンニンが骨格を支える
ピノ・ノワール
ジョセフ・カミュ氏がドメーヌを設立したのが1830年、孫のユベール氏が現当主を務める「ドメーヌ・カミュ」は、16.8haの所有畑中、三分の二がグラン・クリュであるという恵まれた造り手です。カミュは、ジュヴレ・シャンベルタンにおいて最大の地主の一つだそうで、INAOの地域代表や、BIBV( Bureau Interprofessional de Vins de Bourgogne)の局長などを担ったこともあるユベール氏は、地元での人望も厚い人物であるとのことです。ワイン造りは無駄なくシンプルなもので、樹齢40年以上の100%除梗した後、1920年製のプレス機で時間をかけてワインは圧搾されます。樽熟成は15~18ヶ月間に及び、新樽比率は平均で25%、グラン・クリュに関しては約50%だそうです。人の手を介入させることを出来る限り避け、シンプルに徹したワイン造りが評判を呼んでいますが、ドメーヌ元詰めのワインは生産量の約70%で、残りはネゴシアンに販売しているようです。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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2011VT
明るいガーネット。エッジには褐色を帯びている。粘性は中程度か。香りは苺、フランボワーズ、甘酸っぱい赤い小さな果実。野薔薇のような控えめながら野生的なアロマ。苔。シダ。古くて黒いゴム。溶かしたバター。味はフレッシュな酸。ジューシーでまろやかな甘味。グリーンハーブの含み香。酸味と花のアロマの余韻。なめし革のニュアンス。時間が経つとMLFの香りと樽が立ってくる。時間が経つとウスターソースっぽい。