【お一人様1点限り】パーカーポイント99点獲得。メドック格付け第1級。誕生・刷新・追悼など様々な意味を持ったシャトー創業200周年限定記念ボトル。
カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ/カベルネ・フラン/プティ・ヴェルド
パーカーポイント99点獲得。メドック格付け第1級。「ボルドーの女王」シャトー・マルゴーです。柔らかで繊細、壮麗かつ奥行きの深い風味を持ち、16世紀よりその名声と共に多くの著名人を魅了してきました。五大シャトーの中で最も柔らかく女性好みであり、優美な味わいと繊細な芳香をその身に秘め、普段ワインを飲まない方ですら「最高級ワイン」の代名詞としてその名を挙げることができるほどの知名度を誇っています。5大シャトーの中で、ラトゥールと共にネゴシアン部門を抱えず、ファーストラベルならびにパヴィヨン・ルージュに使用する以外のブドウはAOCマルゴーのバルクワインとしてネゴシアンに売却していたというシャトー・マルゴー。2009年ヴィンテージは新たにサードワインの導入を決定し、大御所の地位に甘んじず、進化し続けるその姿を世に示しました。この2015年は通常と異なるボトルの外観をご覧いただいても、「本当に特別な」ヴィンテージであることが、容易に想像されることと思われます。まずこの「2015年」という年は、1815年に建てられたシャトーの建築200周年が祝われると共に、イギリスの世界的建築家であるノーマン・フォスター氏によってデザインされた新たなカーヴの落成式が行われ、そのカーヴ刷新後初の「シャトー・マルゴー」が生まれた年なのです。この輝かしい記念年の2015年に対し、マルゴーのスタッフがいかほどの期待を寄せていたかは想像に難くありませんが、運命というのは一筋縄ではゆかないもの…。同時に2015年は、1983年から33年間醸造チームを率いてマルゴーを支え続けてきた総支配人「ポール・ポンタリエ氏」が手掛けた、最後のヴィンテージとなってしまったのです。1956年に生まれ、モンペリエ大学でブドウ栽培とワイン醸造学を学んだポンタリエ氏は、チリ・サンチャゴのカトリック大学でワイン醸造学の講師を務めた後、1983年にシャトー・マルゴーに加わり、1990年には34歳の若さで総括責任者に就任しました。自らを「マルゴーのしもべ」と称し、シャトー・マルゴーの偉大なるテロワールに敬意を表しながら文字どおりの「グラン・ヴァン」を生み出し続けてきたポンタリエ氏ですが、60歳の誕生日を間近に控えた2016年の3月に、59歳でその生涯を閉じることとなりました。「慎み深く賢明で、カリスマ性があり、シャトー・マルゴーへ人生を捧げていた」というポンタリエ氏ですが、第一級シャトーで30年以上にわたって総支配人を務めたのは、氏ただ一人だったそうです。そのような背景から生まれた2015年のシャトー・マルゴーは、本来のラベルの位置に特別なシルクスクリーンのプリントが施された「ブラックボトル」仕様となっています。また、ボトルの下部には「Hommage a Paul Pontellie」とエッジングが施されており、ポンタリエ氏による最後の作品として、追悼と敬意が表されています。天候に恵まれ、傑出したヴィンテージとなった2015年。この年の総生産量の35%がグラン・ヴァンの「シャトー・マルゴー」となり、ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン87%、メルロー8%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%というカベルネ・ソーヴィニヨン比率の高い最終ブレンドで仕上げられました。さまざまな意味において「特別」としか言いようのない、まさに唯一無二の「シャトー・マルゴー 2015年」。厳かな心持で、そのボトルを手に取ってみたいものです。画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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