パーカーポイント96点獲得。南イタリアを代表するタウラージを更に4年以上熟成させた濃厚なワイン。
アリアニコ
「フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ」は、カンパーニャ州の旧アッピア街道沿い一帯でブドウ栽培を奨励、ワイン造りの伝統の礎を築いた6世紀末の教皇グレゴリオ1世に敬意を表し「聖グレゴリオの領地」という意味の言葉を社名に冠したワイナリー。ワイナリーでは土壌と地元のブドウ品種にこだわり最新テクノロジーと農学研究を駆使し類まれなる高品質ワインを生み出す。その業績は従来のカンパーニャワインのイメージを刷新するだけでなく、イタリアワインの新潮流となっています。今回は南イタリアの代表的DOCG「タウラージ」をさらに4年以上熟成させた「タウラージ・リゼルヴァ・ピアーノ・ディ・モンテヴェルジーネ」。2013年のパーカーポイントは96点。
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「南のバローロ」という雅号に相応しい逸品
タンニン・酸味ともにかなり強いアリアニコ100%ですから、飲む3時間前にはデキャンタージュをお勧めします。それでもグラスに注ぎたては酸もタンニンも強いのですが、スパイスをたっぷり仕込んだビーフシチューと合わせるとあら不思議、むしろその酸がフレッシュさに変わり、荒々しく感じられたタンニンはビーフをぎゅっと引き締めてくれるように。オークの芳しい風味とともに、口の中には皮革や葉巻のスモーキーな感じが広がり、黒胡椒を思わせるスパイシーで長いフィニッシュが訪れます。イメージ的には、ローヌのシラーのエレガンスに頑健なフィネスが加わったような感じでしょうか。和風の味付けでは負けてしまうので、どっしりとした肉料理がぴったりの一本だと思います。よくできたバローロに感じられるようなバラや香水のアロマはありませんが、黒系果実の豊かなアロマはそれ自体で素晴らしいものです。まさしくエレガンスと力強さを持ち合わせている点で「南のバローロ」というべき逸品でした。