豊満と繊細の絶妙なバランス。動物臭やウッディな香りを伴う、キルシュ酒に漬けた果実のアロマ。
ピノ・ノワール
動物臭やウッディな香りを伴う、キルシュ酒に漬けた果実のアロマ。非常にバランスが取れており、タンニンの恩恵による良い骨格と洗練された果実の香りが結びついています。ブルゴーニュでは、畑はボルドーのように造り手ごとに区分されているのではなく、ひとつの畑に数人から数十人の生産者が所有する小さな区画が集まって構成されています。所有者の中にはぶどうの栽培から醸造、瓶詰め、出荷まですべてを扱うドメーヌもあるものの、大半は十分な醸造設備を持たない小規模な生産者です。 これらの小規模生産者からワインを買い付けたり、または眠っている優れたドメーヌを発掘したりするのがネゴシアンと呼ばれるワイン商です。このように、ブルゴーニュのワインの多くは、小規模のドメーヌと優れたネゴシアンによって造られ守られ続けてきました。 中には、自ら畑を所有してぶどう栽培を行うネゴシアンや、貯蔵熟成をも手掛けるネゴシアン エルヴールというスタイルもあります。特にネゴシアン エルヴールは、契約ぶどう栽培農家から、良質なぶどうやワインを厳選して購入できるため、安定した品質のワインが提供できるのが強みです。 ブルゴーニュのワイン産業の中心地であるボーヌに、1750年に創業したブシャール エイネ エ フィスは、最も由緒ある、ブルゴーニュ屈指のネゴシアン エルヴールです。自ら掲げる「最良のワインであるため、畑から瓶詰めまで見守り続ける」というテーマのもとで、妥協のないワイン造りを行っています。その実力は、国際的コンテストでの数々の入賞歴が証明するとおりです。 ブシャール エイネ エ フィスでは、ブルゴーニュの赤ワイン用主要品種であるピノ ノワール、また白ワイン用のシャルドネの繊細さや複雑さ、新鮮さや芳醇さを最大限に引き出した、独自の個性と深い味わいを持つワイン造りにこだわっています。白ワインのシャブリをはじめ、ブルゴーニュの主要生産地のワインすべてを生産しており、ブルゴーニュワインの魅力を余すところなく伝えてくれます。長い経験と優れた才能を持つワインメーカーとセラーマスターによって熟成されるワインは凝縮度が高く、しっかりとしてエレガントな味わいが特徴といえるでしょう。栽培農家により手摘みで丁寧に収穫されたぶどうは、妥協のない醸造を経て、赤ワインなら最大18ヶ月をかけて熟成され、私たちのもとへ届けられます。 いまや、世界130カ国以上もの国々で愛飲される、歴史あるブルゴーニュのクラフトマンシップが造り上げたこだわりの高品質ワインは、普段の食卓にも晴れの場にもよく似合う、おすすめのアイテムです。 画像がヴィンテージと異なる場合がございます。ご了承下さい。
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2017VT
色はエッジに褐色の見え始めたやや暗めのガーネット。ピノノワールにしては色が暗め。透明感はある。粘性はやや高め。香りは仄かに梅っぽさ。すっぱい小粒の赤い果実。クランベリー、レッドカラント、ラズベリー。緑の枝。ミルキーさが僅かにある。味わいは果実みと、土、木、石。牡丹やバラの香り。酸は控えめでハーブのような爽やかさが鼻に抜ける。タンニンはそこそこ豊富だが細かく粘着性がある。余韻は比較的短い。
サヴィニーより飲みやすいメルキュレー
前日に同じヴィンテージ(2017)の、同じブシャールのサヴィニー・レ・ボーヌを飲んだので、較べながら飲むことにした。色はピノ・ノワールながらサヴィニーよりも濃く、深い。はちみつの香りがサヴィニーよりも深く薫る。どちらも比較的穏やかであることはかわりがなく、とても飲みやすい、落ち着いたチャーミングなブルゴーニュ。チャーミングな分、サヴィニーより好きかもしれない。
土の香りを感じます
ムスクとマッシュルームのアロマの熟成感を楽しめます。焼き鳥のタレにマッチします。
不思議なバランス
ムワッと茸や熟成肉漂い、重い印象を受けましたが、ボディやタンニンともにやはりブルゴーニュのピノ・ノワールで喉を通る後そのバランスに不思議を感じました。ソースがけロースカツとのマリアージュは成功し、ならば辛口ソースの某ビーフジャーキーともよいことでしょう