シャトー・ラ・トゥール・カルネは、メドック地区サン・ローラン本拠地を構えるメドック格付け第4級のシャトーです。シャトーの起源は12世紀に遡り、メドック地方における最古のシャトーの一つに挙げられます。元々、シャトー・ド・サン・ローランと呼ばれていました。当時サン・ローランの領主であったジャン・ド・フォワに仕えていた「カルネ」という騎士の名前が由来とされています。 シャトー・ラ・トゥール・カルネの穏やかな斜面の畑は、深い砂利と石灰岩を多く含む粘土質土壌から成り、造られるワインは濃厚で洗練された味わいに仕上がります。特に2000年以降、シャトーの所有者が変わってからは、ワイン評論家の評価が高まっており、現代的なスタイルのワインとして人気があります。