ロエロは、イタリアのピエモンテ州南部タナロ川北側に位置するワイン生産地です。バローロやバルバレスコに次いでピエモンテを代表する産地として知られております。ロエロでは、赤ワインの「ロエロ・ロッソ」(DOC認定)と白ワインの「ロエロ・アルネイス」(DOCG認定)が造られております。ロエロ・ロッソは、ネッビオーロが95%以上使われ、残りは土着品種のアルネイスが混醸されます。バローロやバルバレスコ同様に酸味やタンニンの強いワインです。白ワインのロエロ・アルネイスはアルネイス種100%から造られます。アプリコットやアーモンドなどのアロマが特徴のミネラリーな辛口ワインです。ロエロ・アルネイスは、現在ではロエロ・ロッソよりも注目度が高く、生産者の数も多くなっております。