コート・デュ・ローヌ地方の南部は「メリディオナル」と呼ばれております。北部よりも標高が低く、地中海の影響による温暖な気候条件から十分な日照時間があり質の高いブドウが造られます。北部同様に水はけのよい畑であると言われておりますが、石灰質と粘土質が主体の複雑な土壌が形成されております。南部で生産される主な黒ブドウ品種はグルナッシュ、シラー、ムルヴェードル、また白ブドウはグルナッシュ・ブラン、マルサンヌなどです。南部では複数のブドウ品種をアッサンブラージュすることが一般的であり、北部と比べ比較的低価格なワインが造られております。代表的なAOCでは、シャトー・ヌフ・デュ・パプ、ジゴンダス、タヴェルなどがあげられます。