シャトー・クレール・ミロンは、メドック地区ポイヤックに位置するメドック格付け第5級のシャトーです。所有する畑は41haであり、あのメドック格付け一級のシャトー・ラフィット・ロートシルトやシャトー・ムートン・ロートシルトの間に位置する、非常に条件の良い畑となっております。シャトー・クレール・ミロンの歴史は1789年、フランス革命に遡ります。当時ラフィット公の広大な所有地の一部であったクレール・ミロンの畑は、国有財産として売られます。それをクレール家が購入し、土地の名前である「ミロン」が付け加えられたことで「クレール・ミロン」の名が付けられました。1855年のメドック格付けでは、5級の認定を受けます。1970年にはバロン・フィリップ・ド・ロートシルト男爵がシャトーを購入。それ以降、シャトーの改革が行われ、また分散していた畑を所有者から買い戻し立て直しを図りました。その結果、現在では5級の中でもトップクラスの評価を得ており、格付けの見直しも叫ばれる存在となりました。