シャトー・べルグラーヴは、オー・メドック地区のサンローラン、サンジュリアンとの境目に位置するメドック格付け第5級のシャトーです。所有する畑は60haほどで、粘土質、砂利質の土壌です。シャトー・ベルグラーヴの歴史は古く、18世紀に狩猟用の別荘として建てられました。ルイ15世統治の時代、ベルグラーヴは狩猟地として知られており、シャトーと狩猟の繋がりからボトルのエチケットにはフェレットが描かれております。1855年のメドック格付け時は「クータンソー」の名で第5級の認定を受けました。「ベルグラーヴ」の名が使用されるようになるのは20世紀に入ってからのことになります。1980年、ボルドーの大手ネゴシアン、ドゥルト(Dourthe)社が経営に携わるようになり、巨額の投資を行ってきました。著名な醸造コンサルタントのミッシェル・ロラン氏を招き入れてから更なる品質の向上に取り組んでおります。