シャトー・マルキ・ダレム・ベッカーは、メドック地区マルゴー村に位置するメドック格付け第3級のシャトーです。1585年に創設された、マルゴーで最も古いシャトーの1つです。当時の経営者であるダレム侯爵家は代々、騎馬職を司っていたため、エチケットには蹄鉄の上に伯爵家の宝冠が描かれています。1809年には、オランダ酒商のベッカー家が購入し所有者が変わります。その後、1950年代にはシャトー・マレスコ・サンテグジュペリのオーナーでもあった、ポール・ジュゲール氏が取得します。シャトー・マレスコ・サンテグジュペリとは兄弟関係にあり、畑も隣接しております。シャトー・マルキ・ダレム・ベッカーは、特にフランス国内やスイス、ベルギーなどで人気があり、日本ではあまり見かけることが出来ない貴重なワインとなっております。