シャトー・コス・デストゥルネルは、メドック地区サンテステフ村に位置するメドック格付け第2級のシャトーです。コス・デストゥルネルの名前にある「コス」は砂利の丘を意味します。丘の上は表土の砂利層が厚く水捌けが良いためブドウ栽培に最適です。そのためシャトー・コス・デストゥルネルのワインは完成度の高いワインとなります。ワイン評論家のロバート・パーカー氏がシャトー・コス・デストゥルネルを「格付け第2級の王様、限りなく第1級に近いスーパーセカンド」と絶賛したことがあります。コス・デストゥルネルのシャトーは、エチケットに描かれている通りパゴダ塔のついた東洋風の建物をしています。これは初代オーナーのルイ・ガスパール・デストゥルネルが東洋で商売をした際に大成功を収めたことに由来します。ボルドーでも珍しい存在として知られるシャトー・コス・デストゥルネルですが、サン・テステフの他のシャトーに比べると、新樽率が高く、メルローのブレンド比率が高いのが特徴です。そのためワインには柔らかなタンニンと豊かな果実味、そして樽由来の芳醇なアロマが感じられます。