シャトー・ラスコンブは、メドック地区マルゴー村に位置するメドック格付け第2級のシャトーです。1855年のパリ万博でのメドック格付け後、2級の格付けにはふさわしくないと低い評価を受けてきたシャトー・ラスコンブ。2001年にアメリカの投資会社であるコロニー・キャピタルに買収されてから、素晴らしいワインが生み出されるようなりました。コロニー・キャピタルは、アラン・レイノー氏やミシェル・ローラン氏といった著名なワイン醸造のコンサルタントを招き、シャトーの改革に取り組みました。近年では、改革前と比較し生産量も三分の一になっていることからワイン自体の品質が向上していることが分かります。様々な所有者に渡ることで浮き沈みを経験した点では他のシャトーと同様ですが、シャトー・ラスコンブに至っては特にその発展度合いが目覚ましく、今後も注目に値するシャトーと言えます。