シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンは、メドック地区マルゴー村に位置するメドック格付け第2級のシャトーです。シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンの所有する畑は50haほどであり、北にはシャトー・マルゴーの畑、南にシャトー・パルメの畑があるという好立地な畑として知られております。シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンは、大不況下にあった1937年にシャトー・マルゴーに買収されたという経歴がありますが、その影響によるものか「最もシャトー・マルゴーに近いスタイル」と表現されます。買収されてからおよそ60年の間、一般販売がされないという不遇の時代を乗り越え、設備投資など改良を行った結果、1995年には販売が再開されるようになりました。それ以降、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の独自のスタイルを確立し、またビオディナミ農法をいち早く取り入れるなど、ボルドーでは珍しい取り組みなどもあり注目を集めています。