シャトー・ローザン・ガシーは、メドック地区マルゴー村に位置するメドック格付け第2級のシャトーです。17世紀後半まではシャトー・ローザン・セグラの一部でした。1661年、貿易商のペール・デ・メシュール・ド・ローザン氏が、マルゴー村に畑を購入し「シャトー・ローザン」と名付けます。フランス革命後、このシャトー・ローザンは別々の所有者の元に2つに分かれます。1つは、シャトー・ローザン・セグラ、もう一つがシャトー・ローザン・ガシーです。しかし同じ2級格付けながらローザン・セグラの高い評価とは反対に酷評を受けてきたローザン・ガシー。現オーナーのジャン・フィリップ・キエ氏が指揮をとり始めてから、設備投資や品質改良など次々と改革に乗り出し、飛躍的に品質を向上させております。