コート・デュ・ローヌ地方の北部は「セプタントリオナル」と呼ばれております。大陸性気候の影響により日中の寒暖差があります。また一日当たりの日照時間が長くブドウづくりに向いていると言われております。土壌は花崗岩が主体であるため畑の水はけがよく、ブドウの糖度が上がり凝縮度の高いワインが造られます。北部で生産される主な黒ブドウ品種はシラー、また白ブドウはヴィオニエです。北部のワインはブルゴーニュ地方のようにブドウ単一品種で造られることが多く、ローヌを代表する高級ワインもほぼ北部で作られております。代表的なAOCでは、エルミタージュ、コートロティ、コンドリュー、サンジョゼフなどがあげられます。