ヨーロッパの数々のワインコンクールで高評価を受けるジェフ・カレル。ブドウ畑もワイナリーも持たず、最終的なワインの味わいを決める熟成に特化できることから、自身を「いいとこどりのワインメーカー」と表現します。

設立は2017年と浅いものの、型にとらわれない自由な発想で造るジェフ・カレルの南仏ワインは、高く評価されています。滑らかな心地よい味わいと、瑞々しいアロマをお楽しみください。

幅広い料理に合わせられ、バランスの良さが魅力のジェフ・カレルは、おかげさまで多くのお客様から高く評価されています。

フランスの鳥が15年間で3分の1に減っていることに危機感を持ち、ジェフ・カレルは、環境保護問題に積極的に取り組んでいます。オーガニックワインには、環境保護へのシンボルとしてラベルに小鳥の絵が描かれているのが特長です。

地中海と山に挟まれたラングドックは、夏に雨が少なく、山と海の両側から風が絶えず吹き乾燥しています。そのため害虫の被害がほとんどなく、農薬を使う必要が少ないことから、フランス屈指のオーガニックワインの産地となっています。

メゾン・カレルは、オーガニックワインの専用セラーを所有しており、大樽、樽、タンクを使用することで、最適な条件のもと、独自の方法でワインを熟成しています。
使用するブドウから醸造に至るまで、オーガニックにこだわったワイン造りに励んでいます。

メゾンの創始者で醸造責任者であるジェフ・カレルは、大学で化学を専攻した後、システムエンジニアとして勤めた異色の経歴の持ち主。兵役期間中に銘醸地に滞在し、ワインの魅力の虜となった彼は、醸造家を志しモンペリエで醸造学を学びました。ロワール、アルザスで研鑽を重ね、ロバート・モンダヴィなどのカリフォルニアの名門ワイナリーで、醸造家として最新のワイン造りに携わります。

2017年に「メゾン・カレル」を設立し、本格的に自身のワイン造りをスタート。南フランスのラングドックを中心に、個性的なラベルに彩られた、手頃な価格のオリジナルワインを続々と生み出しています。新しいワイン造りにも意欲的で、ユニークなワインのプロデュースに力を注いでいます。

自身の経験を活かし、ボルドー、ブルゴーニュ、スペインでワインコンサルタントとして活躍。世界各地でプロデューサーとしてワイン造りに取り組んでいます。

地中海性気候の南フランスは、日照に恵まれ、ブドウの栽培に適した産地です。なかでも、ジェフ・カレルの拠点とするラングドックは、フランス国内のブドウ栽培面積の約4割を占め、シラー、ムールヴェードル、カリニャンといった多彩なブドウ品種を栽培しています。

近年では、新しいワイン造りを目指す醸造家が続々と誕生し、新技術を用いた新しいタイプのワインを生み出しています。多様性に富んだ挑戦的なワイン産地として、「フランスのニューワールド」と呼ばれ、ワイン愛好家の注目の産地です。
こうした産地の勢いが、ジェフ・カレルのワイン造りにも大きな影響を及ぼしているのです。